2009年10月28日水曜日
若手の育成を阻むタイガースには失望しました
2009年10月18日日曜日
家族をもつということは化他行なんだという考え方
2009年10月8日木曜日
結婚します!
2009年9月18日金曜日
向上心で「慢」をやっつける
2009年9月13日日曜日
忙しいなあ
↓ 出来事
8/29(土)
朝:月参り、満中陰 − 昼:法事、家庭教師 − 夜:読書
満中陰では位牌の開眼をするのが一般的ですが、なんと戒名の字が間違って作られていました。ご遺族のお気持ちも考慮して、作り直してもらうことにしました。開眼供養は後日に持ち越しです。
家庭教師は近所の高校生。夏休みの宿題のうち数学のほとんどが手が付けられていません。24単元もある(といっても薄い)ワークブックをこれから一緒に2日で終わらせないといけません。ま、解答を丸写しして提出してしまうよりは勉強になっていいかなと前向きに考えるようにしました。
8/30(日)
朝:月参り、法事 − 昼:仏壇開眼2件 − 夜:会食
仏壇の魂入れってとても神秘的です。仏前作法のそれぞれに意味があることですが、とりわけ「魂」が対象となるとこっちも気合いが入ります。
夜の会食は、父の昔の仕事場の先輩が出家したいということで相談があり、仏教大学の通信学部の受講を勧めるために僕が経験者として説明を兼ねて行われました。家族ぐるみのおつき合いをしているので、僕も勝手知ったるおじさま。なんと僕の弟弟子になるわけか。
8/31(月)
朝:ジム − 昼:家庭教師 − 夜:部屋の整理
約1年ぶりに加圧トレーニング。去年は体験版だったからか体力的に余裕を残しながらプログラムが終了したのですが、今日のは格別。ヒザはガクガクになるし腕は上がらなくなるし、いわゆる「追い込む」というのはこういうことなんだなあと実感。成長ホルモンがバンバン出ているようで、ものすごく眠気が襲ってきました(これが正常な反応だそうです)。すごいね。
9/1(火)
朝:神社参拝 − 昼:写経会 − 夜:寺務(彼岸準備など)
何気なしに行きつけの神社を参拝したら、そういえば今日は1日でした。神様が呼んでくださったのかな。
毎月恒例の写経会。今日は住職が当番でしたが、ややオカルトチックな話をされて困惑。もっと人を導くプロセスを大事にしないと、伝えたいことが十分に伝わらないんじゃないかなと思いハラハラしてました。今度しっかり打ち合わせしておかないと。
9/2(水)
朝:部屋の片づけ − 昼・夜:デート
お盆中なかなか手が付けられなかった部屋の掃除に着手。特に定期購読している雑誌がわんさと溜まっているので、そのあたりから片づけ始めました。本棚が欲しいなあ。
9/3(木)
朝:月参り2件 − 昼:ジム − 夜:部屋の片づけ
毎週1回の加圧トレーニングのほかに、あと1回から2回、ジムで自主トレをしようと思っています。これまでの我流のトレーニングを見直して、トレーナーから教えてもらったメニューに変更。筋トレにはダラダラと時間をかけないことにして、体幹を中心にガッチリ鍛えることにしました。その後はトレッドミルで通常通り40分ランニング。サウナも2回入ってフラフラになって帰宅。あ〜しんど。
2009年8月28日金曜日
「慢」から不幸が始まる
◎荒川強啓 デイ・キャッチ!の8/27ニュースランキング1位から。
NIKKEI NET(日経ネット):ひき逃げ巡査部長、直前に店で飲酒 福岡県警
お坊さんの立場から言わせてもらうまでもなく、ここ最近で一番「大人が情けない」と思えたニュース。
県警によると、古賀容疑者は逮捕直後の調べに容疑を否認したが、その後の調べで「組織や上司に迷惑をかけ、職を失うのが心配で、うそをついた。酒を飲んで運転したが、事故当時の記憶はない」と供述している。
via: NIKKEI NET(日経ネット):ひき逃げ巡査部長、直前に店で飲酒 福岡県警
事故当時の記憶がないほど泥酔していたのによく運転しようと思ったねえ。まず常習だと見て間違いないでしょうね。今回だけたまたま事故をしてアンラッキーだったのか、これまでバレずに飲酒運転を続けられていてラッキーだったのか、どの道、そろそろ自分の立場を理解して控えておくべきでした。油断して心が緩んだところに魔が差すわけで、「自分だけは大丈夫」感が高まってきたところに急転直下な出来事がやってきます。
不幸を呼ぶキーワードの一つがこの「過信」です。「慢心」も同じですが、自分の身の程というものはなかなか自分ではわからないものです。「勝って兜の緒を締めよ」とは良く言ったもので、調子の良い時ほど、悪い時以上に気を配っていないと魔が差してしまうことになります。今日はこの「慢」について考えてみましょう。
お坊さんの修業の中には、「慢」の克服があります。慢とは六根本煩悩(貪・嗔・癡・見・疑・慢)の一つですが、なかなか断つことの難しい煩悩です。細かく分けると7つの慢があって、それぞれを見ていると、これを全部克服するなんてホントお坊さんの修業って大変だなあと思います(僕なんてまだまだ及びませぬ)。
『なるほど仏教400語』(宮本啓一著/春秋社)にはこう書いています。
- 「慢」自分より劣った人にたいしては勝れていると思い、同等な人には同等であると思うこと。
- 「過慢」同等の人にたいして勝れていると思い、勝れた人にたいして同等であると思うこと。
- 「慢過慢」勝れたものにたいして、自分のほうが勝れていると思うこと。
- 「我慢」みずからの心身を、確固不動の自我であると思いこむこと。
- 「増上慢」さとってもいないのに、さとったと思いこむこと。
- 「卑慢」ずっと勝れた人にたいして、ほんの少しだけ劣っていると思うこと。
- 「邪慢」徳がないのにあると思うこと。
わかりやすいですね。要するに「他人と自分を比べるな」「自分を過大評価するな」ということです。ニュースの話題に戻りますが、酒を必要以上に飲んでしまうと慢の塊みたいになってしまうことは容易に想像できます。お坊さんに不飲酒(ふおんじゅ)と戒めた理由が分かろうものですね。・・・大乗仏教のお坊さん達はいろいろ理屈をつけて飲んでますけど・・・
お坊さんは悟りを得るために日夜「慢」と闘わねばなりません。すぐに克服できたと思っていてもまた新たに表れたりして、闘いは尽きないわけです。ちょっとずつちょっとずつ克服していき、檀家さんから尊敬されるようなお坊さんになっていかないといけません。まだまだ修業は続きます。
↓ 出来事
8/26(水)
西宮は鳴尾浜のプールでデート。京都まで送ってとんぼ返り。結構運転したなあ。
8/27(木)
宝塚の檀家さん2件にお参り。のんびりした一日ですが、内ももの筋肉痛に悩まされて、仰向けに寝ることができず。こんなに大変な筋肉痛は初めて。
8/28(金)
2ヵ月入院していたお婆ちゃんが帰宅。てんやわんやの一日。施餓鬼のお供物を送ったりと寺務作業も忙しい一日でした。
2009年8月26日水曜日
お坊さん大忙しの8月!
住所等のデータ整備、日程の準備、電話かけ、お手伝いくださるお坊さんへの連絡、棚経、突然の葬儀への対応(リスケジュール)、施餓鬼塔婆準備、施餓鬼、地蔵盆準備・・・。今となってはよくがんばったなあと振り返ることができますが、毎年同じような仕事をしないといけないと考えるとやっぱりしんどいです(電話かけはほとんど母が対応しましたが、他は僕が中心になってやりました)。棚経は僕の担当は今年240件。去年よりも20件ほど増えてます。来年ももっと増えそうやなあ・・・。
ま、このご時世にお仕事をさせていただけるだけでもありがたいわけで、ここはしっかり阿弥陀さんにもお檀家さんにも感謝しておきたいと思います。
昨日8/25、約1ヶ月ぶりにジムに行ってきたら、今朝になって体のあちこちが痛い。1ヵ月程度サボるだけで(時間と体力がなかっただけなのですが)こんなにも衰えるものなのかとゾッとしました。継続は力なり。忙しくても短時間で効果が狙える加圧トレーニングの本格導入を真剣に検討しようと思いました。
さて、いよいよ選挙なんですね。30日は法事がたくさん入っているので僕はすでに期日前投票を済ませてきました。民主快勝の流れができている中、小泉選挙の二の舞いを恐れる僕はあえて違う人に投票してきました。天の邪鬼なのかな。
ただ、「僕が投票しなくても体制に影響ないだろう」とか「どうせ投票しても当選しないだろう」とかいう理由で投票しないというのは非常に危険だということを、この本を読んで僕はようやく理解できました。
- Amazon.co.jp: 若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!? (ディスカヴァー携書): 森川 友義: 本
- http://www.amazon.co.jp/若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる-ディスカヴァー携書-森川-友義/dp/4887597126/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1251253479&sr=8-1
投票する人が少ない若者世代の訴えを聞くよりも、確実に投票行動を取るお年寄りの声を聞く方が選挙に有利なのは当然ですよね。僕が政治家なら同じように考えるだろうな。若者よ、選挙に行こう!
選挙に限らず、実際、今の若い人たちって他への依存度が高すぎますね。学校が面白くないからサボってみたり(自分で動いて面白くしろよ!)、やりたいことがないから就職しなかったり(あなた何様?)。身の程をわきまえて若者らしくハジけていないと、ホント誰からも相手されなくなっちゃいますよ。
※8月の布教活動日記は「一日中、棚経」とかなので面白くないので省略します。
2009年7月30日木曜日
選挙誰に入れようか
住職が増上寺で修業中のため、1週間お寺を護りました。こういうときに限って本当に忙しくなります。目が回るぐらい大変でした。
政治問題もいろいろ変化があります。宗教政党が日本を支配するなんてことがない限り、僕は自民でも民主でもどっちでもいいです(投票はどちらとも違う党に入れる予定ですが・・・)。自民・公明はこれまでしてきたことに対して責任を取っているとは思えないし、民主は奇麗事ばかりで現実離れしちゃってるし。この人たちに任せてみたいという思いにはなかなかなれないものです。ま、あんまり期待しすぎるのはやめておきましょう。
7/25(土)
朝:月参り2件 − 昼:満中陰 − 夕:家庭教師
家庭教師はひたすら英語。「フォレスト・ガンプ」のペンギンブックスを読んでこいという宿題が学校で出たらしく、コツコツと読んで訳していく作業。
7/26(日)
朝:月参り5件、法事 − 昼:法事、月参り2件 − 夕:通夜
忙しかったなあ。朝7:30からお参り開始して、途中わずかな休憩を挟みながらも、最後の通夜が終わって帰ったら19:30。法要はずっと緊張を強いられるので精神力の鍛練にもなるわけですが、こんな日が続いてしまうと体がもちません。どのお家からも感謝されたのだけが救いですね。
7/27(月)
朝:月参り5件、葬儀 − 昼:満中陰、骨上、仏壇開眼 − 夕:納骨
月曜日なのに前日と同じぐらいの忙しさ。もともと26、27日は月参りが多いのにくわえて葬儀が出来たので大変です。夕方には知恩院でお稽古があったのですが時間的に参加は無理。せっかく盂蘭盆会の実習だったのになあ・・・。ま、仕方ないか。
7/28(火)
朝:月参り2件 − 昼:百か日 − 夕:通夜
随分前にお墓の開眼だけしたご縁の檀家さんにご不幸があり、葬儀をすることになりました。今日は通夜ということで、お釈迦さまがご入滅の時の故事のお話や、浄土宗では極楽のお国に即往生なんですよ、お念仏のお力ってすごいんですよ、というお話をしてきました。この通夜とか中陰というテーマは僕自身がずっと腑に落ちずに悩んでいたものだったのですが、最近読んだ本(あるお坊さんの講義録)に感銘を受けてスッキリとした経験があります。今日はそのあたりのことをかみ砕いてお話させていただきました。
7/29(水)
朝:葬儀 − 昼・夕:コサンガ
コサンガ(青年僧侶の勉強会)はいつもより早めのスタート。京都から法式の先生をお呼びしての研修会だったので。終わってからスーパー銭湯へ。これから始まるお盆参りに備えたリラックスタイム。さあいよいよだあ。
2009年7月24日金曜日
mobilemeを安く更新する方法試してみました
本来5月に迎えるはずの「mobile me」(Apple社のクラウドサービス)の更新が8月になっています。度重なるサービスの不具合の落とし前として都合3ヵ月も無料延長してくれている計算になります。このサービスの1年間の更新ですが、例年は自動更新で済ませていたところ、ふとMac雑誌で紹介されていた裏技(というほどのものでもないですが)を使ってみたら1,000円ほど安く更新できました。
内容は単純で、「mobile me」のパッケージ版をAmazonで購入するというもの。8,800円ぐらいで買えますから1,000円ほど安くなるわけです。こんなことで10%近くも割引導入できるなんて驚きですね。
↓ ニュースを何本か。
- <外資系企業>「ロックアウト」型の退職強要相次ぐ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090724-00000031-mai-soci
外資ってのは本当に人を人と思わないのですね(全部の外資がそうではないでしょうけど)。「人材」と書いてそのものズバリ、人を材料としか見ない風土がそうさせているのでしょうか。「人財」として使う企業は戦後の日本には多くあったのに、いまやその日本企業も人事コンサルタントの入れ知恵で成果主義をどんどん導入して日本の労働市場をむしばんできたわけですがね。
- asahi.com(朝日新聞社):浜岡原発「震度7起きやすい」 伊勢神宮も可能性 政府 - 社会
- http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200907210234.html?ref=rss
日本の象徴である天皇家のご先祖様が祀られてあるのがお伊勢さんですが、地震でどうなるか分からんのですか。鉄骨入れるわけにもいかんしねえ。
- asahi.com(朝日新聞社):細田氏「字読めぬ首相、と楽しんでる…それが国の程度」 - 政治
- http://www.asahi.com/politics/update/0724/TKY200907240343.html?ref=rss
↓ 出来事
7/22(水)
朝:月参り4件 − 昼:ジム − 夕:家でまったり
住職が増上寺での行を受けるため昨日から上京しているので孤軍奮闘です。夕方も犬の散歩に行かないといけないので、昼のジムはサウナ抜き。
7/23(木)
朝:月参り2件、中陰2件 − 昼・夕:デート
今日は彼女の誕生日。京都まで行ってサービスしてきました。三条京阪にあるお茶屋さんでお茶してから、ちょうど市立美術館でルーブル展をやっていたのでのんびりと観覧し、そのまま夕食。いい一日でした。
7/24(金)
朝:月参り3件 − 昼:留守番 − 夕:家庭教師
教え子の1学期の成績がでましたが、なかなか苦戦しているようです。得意としていた数学の成績が落ちだした原因の一つは計算間違いの多さ。ケアレスミスでは片づけられないぐらいのミスが目立ちだしました。最近は塾でも勉強しているからということで数学を教えてあげることがなかったので、この傾向を完全に読み誤っていました。徹底的にやりこんだ化学は成果が出ていたのに・・・。お盆が始まるからこれからしばらくは見てあげれないんだよなあ。
2009年7月21日火曜日
お盆とは何だ? その2
前エントリでお盆のお話を書きました。今日はその続き。
本来(?)のお盆は「お坊さんを供養して」修業の功徳を先祖に回向するというものだということは前回書きました。とはいえ、最近は梅雨時だからといってお堂にこもって修業三昧のお坊さんというのは極めて少ないと思いますので、梅雨明けにその功徳をもらおうと思っても、そんなに素晴らしい功徳を積んだお坊さんが見当たらないのが普通です。じゃあ、どうするのよ?ということで考え出されたのが「棚経」(たなぎょう)です。
この「棚経」はお盆の中身とは無関係です。お坊さんを供養するわけじゃないですから。実は「施餓鬼」のミニバージョンなのであります。「施餓鬼」は字のごとく、餓鬼に施しをすることで「檀家さん自身が」功徳を積んでもらい、それを先祖供養のために回向する法要です。「施餓鬼会」という法要はだいたいお寺の本堂で適切な装飾を施した環境で執り行われるのですが、それを各家の仏壇(仏棚)でやるのが「棚経」というわけです(仏壇はお寺のお堂のミニチュアです)。
ややこしい話になってしまうには理由があります。「盂蘭盆」(お盆)は旧暦7/15に実施することになっていますが、物語の中に餓鬼が出てきます(目蓮尊者のお母さんが餓鬼道に落ちてしまったのでした)。この餓鬼が「施餓鬼」の餓鬼と混同されたわけですね。「施餓鬼」は別にいつやってもかまわないのですが。これが混同されたまま「お盆の時期に施餓鬼(棚経)をする」ということで現代に落ちついたようです。
いつになく語ってしまいました。また仏教的な行事が近づいてきましたらいろいろと説明をさせていただきたいと思います。
7/17(金)
朝:月参り5件 − 昼:月参り − 夕:お盆参りの準備
引き続きお盆の予定組み。頭を精いっぱい使う作業なので、2時間集中するだけでもしんどいです。ま、Podcast聴きながら楽しくやっているわけですけれども。
7/18(土)
朝:月参り2件 − 昼:お盆参りの準備 − 夕:神戸浄青
予定表(素案)完成!これから怒濤の電話攻勢が始まります・・・。夕方は神戸浄青へ参加。勉強会の中身は法然上人の四十八巻伝(勅伝)の輪読ですが、ちょうど後白河法皇がお隠れになる直前の名場面でした。
7/19(日)
朝:月参り2件、法事 − 昼:ジム − 夕:部屋の片づけ
久々のジム。なんとか今週も週2回のジム時間を確保できました。お盆に入ると行けなくなりますので今のうちにしっかり行っておきたいですね。
お婆ちゃんが入院中なのですが、病状が思わしくないようです。
7/20(月)
朝:月参り4件 − 昼:庭掃除 − 夕:テレビ見たり瞑想したり
2時間ぐらいかけて庭のお掃除を敢行しました。晴れてもいず、雨でもなく、ちょうどよい気候。
7/21(火)終日お休み
3ヵ月に1度ぐらい訪れる、まる一日のお休み。お盆の準備もできたのでやることもなく、今月3度目の断食を敢行しました。頭は全く冴えませんでしたが、のんびりできたのでまあ良しとしましょう。
2009年7月17日金曜日
お盆とは何だ?
お盆が近づいてきました。本山で習ったとおりのことを言えば、「お盆」とは盂蘭盆(うらぼん)のことで、もともとは「逆さまにつるされたような苦しみ」という意味の言葉です。目蓮尊者(お釈迦様の十大弟子のお一人)のお母様が餓鬼道に落ちてしまって、そういう苦しみを抱えていらっしゃるのを救うために、「お坊さんを供養して(接待する?)」修業の功徳を回向していただくというのが本来です。インドでは雨期には托鉢に出れませんから、お坊さんたちは僧堂で修業に励んでいるわけで、梅雨があけた7/15にお坊さんに頼みごとをしたら何でも叶うぐらいの功徳がそなわっている、と考えたわけですね。その7/15は旧暦でカウントしますので、新暦ではだいたい8月になり、関西では8月にお盆参りをすることになります(関東は7月なんですよね。そのままの暦を採用したからなのかなあ)。
ただし!お気付きの通り、本来(?)のお盆は「お坊さんを供養して」修業の功徳を先祖に回向するというものなのです。今みたいにお坊さんがあちこちの家の仏壇に出向いていってお経を読むというのは、厳密に言うと「お盆」ではないんですね。じゃあ何なのよ?ってことになりますが、続きはまた次回ということで。
7/13(月)
朝:月参り4件 − 昼:中陰・仏壇開眼 − 夕:本山でお稽古・習字
慌ただしい1日。電車に乗っている時だけがゆっくりできるってぐらい忙しい1日でした。習字はいよいよ行書へ。上達しているのが一目瞭然なので俄然やる気が湧いてきます。
7/14(火)
朝:月参り2件、満中陰 − 昼:ジム − 夕:お盆参りの準備
お盆の準備に時間がかかるので、行ける時に行っておこうという判断からジムに行ってきました。
7/15(水)
朝:月参り3件 − 昼:車で移動 − 夕:祇園祭宵宵山
生まれて初めて祇園祭をこの目で見ました。人酔いしちゃうぐらいのすんごい人だかり。適当にブラブラ歩いてお店でお茶して、出店でたこ焼きを突っついて帰ってきました。面白かったんだけど、やっぱりあの人だかりは苦手だなあ。
7/16(木)
朝:月参り3件、法事 − 昼:月参り − 夕:お盆参りの準備
お盆参りの予定表作成に着手しました。毎年やっていることとはいえ、例年だんだん大変になってきます。今日は住職が整備した生データから檀家カードを作り(地域ごとに色を変えています。これらを日付ごとに並び替えるわけです)希望日時を付箋に書いて貼り付けていきました。明日からはいよいよカードの並び替え作業です。
2009年7月12日日曜日
情報収集から生まれてくるもの
新型iPod nanoを買って3週間ほど経ちます。Podcastしか入れてませんが、車のお供に、犬の散歩のお供にと大活躍です。車のシガーソケットに接続してFMチューナーで聴けば、充電しつつ何時間でも聴いてられます。デジタルライフは、機器を使いこなせている限りにおいて自分の生活にかなりの潤いをもたらすのだなあと実感。
そのPodcastですが、毎日聴いている番組の中でも楽しみにしているのが「大竹まことのゴールデンラジオ」。在京でない僕にとってはオンエアでラジオを聴けないのが残念ですが、Podcastである程度のコーナーは聴けるのでまあ満足しています。特に先週の佐藤ゆかり議員との生バトルは面白かったなあ。佐藤さんがツラツラ言い訳を始めたとたんに大竹さんが一刀両断。佐藤さんがクラクラ論点を変えようとしたとたんに大竹さんが逃げ道を遮断。佐藤さんがフラフラ理屈っぽいことを言って逃げ始めたとたんに大竹さんが追い討ち弾。もう最後なんて音源を聴きながら車内で大笑いしてしまいました。大竹まことおそるべし。
いま都議会選挙の速報を見ていますが、ここまで大差がつくとは思っていませんでした(22:30現在)。時代が大きく変わろうとしているんですね。
7/9(木)
朝:月参り2件 − 昼:月参り2件 − 夕:ネットサーフィン
たまりにたまったネット情報を片っ端から読み込みました。FireFoxのタブが120個ぐらいあったのが、気がつけば16個まで減ってました。ちなみに、ネット情報は、- 読むだけで終わりのもの(有用ではない情報、概要だけ頭に入っていればいい情報)
- 参考になる主張を引用して留めておくもの(tumblrを利用)
- 参考になる主張をまるごと留めておくもの(Yojimboを使用)
と分けて、それぞれの方法で処理しています。割合にすると70,25,5ぐらい。留めておかないといけない情報なんて全体の30%程度に過ぎません。あと速報系のニュース記事などはiPhoneアプリ「LDR touch」などでチェックして、後で上記2、3の処理が必要なものは「ピンを立てて」自宅で再度チェックするようにしています。けっこう楽しいんだな、これが。
7/10(金)
朝:月参り2件 − 昼:月参り2件 − 夕:早めの就寝
先週に引き続いて、今日も終日の断食。毎週1日ぐらいは続けれたらいいなあと思っていますが、お盆に入ったら無理なことはわかってますので、高い目標はまだ掲げないでおきます。
7/11(土)
朝:月参り5件 − 昼:留守番 − 夕:ジム − 夜:枕経
1週間ぶりのジム。やっぱり週に2回は行きたいところですが、家族の予定とかち合ってしまってなかなか自由には動けません。これはこれで仕方ないです。夜の枕経は23時に電話があって住職と一緒に飛んでいきました。年に1回ぐらいはこういうときがあります。
7/12(日)
朝:月参り3件、法事 − 昼:月参り − 夕:お盆参りの準備
いよいよお盆参りが近づいてきました。500件ほどの檀家さんのデータを整理して、お参りの日程を決めます。決まった電話して確認&調整。だいたいこの準備だけで十分に疲れが出てきます(笑)。まだまだ準備には時間がかかりそうです。
2009年7月10日金曜日
教化に公権力を持ち込むことの欺瞞
ちょっと以前にウチのお寺に○○の科学の人がやってきて、選挙のポスターっぽいものを持ってきました。僕自身は宗教家が政治を目指すということにかなり抵抗がありますし、そもそもウチは仏教寺院なわけで、正直なところ迷惑千万でした。
政治に興味を持つというのと為政者を目指すというのは全く別のベクトルです。自分の一票がどのように活かされるのかを見ていくのは民主主義における国民の努めですが(宗教家であっても日本国の国民ですから)、主義主張に排他性を伴いかねない特定宗教家が他人様の人生を公権力をもって軽々しくコントロールしてはならないのです。信者さんは別ですよ。コントロールされたくて集まってきているわけですので。ま、○○の科学が今現在において排他的だというわけではないですが、平和を説いている割に北朝鮮をどうにかしろとか憲法を変えろとかラディカルなことを言っているわけで、その目は十分にあるわけです。
宗教家は人に法を説いて導くのが仕事です。また説くだけではなく、それを率先して実践して結果を見せることで実証していかねばなりません。いくら正しい(とされる)ことを言ってても、その宗教家自身の生活が破綻しているのであれば誰も言うことを聞きません。実践行をやってみようとも思わないでしょう。あくまでも自分の人格と信念・信仰だけでやりとげて結果を見せていかねばならないわけです。そこに公権力を持ち込むことの欺瞞を見抜かないといけません。無理やりに自分たちの教えを法制化して言うことを聞かせるというやり方は宗教の王道を踏み外しています。そもそも先の大戦の遠因に国家神道の影響があったことをかの宗教団体はちゃんと理解しているのでしょうか。
ま、こんなこと書いていると選挙妨害だとか言われそうなのでもう書きませんが、特定宗教をベースにした政党による政治に慣れきってしまっていて、国民も感覚がマヒしているのでしょう。とりあえず僕はまだ毒されていませんよ、と宣言しておきます。
7/6(月)
朝:月参り3件 − 昼:本屋で立ち読み − 夕:本山でお稽古
家庭教師が延期になったので時間が空いてしまい、最近行ってなかった本屋さんでしばらく立ち読みしました(ちゃんと欲しい本は買いましたよ!)。最近は僕が興味を持っている分野の本、例えば金融、経済、仏教などの新刊本で、興味を引くものが少なくなりました。何冊か買って読んでみても、主張のオチが読めるものばかりなので、「どうしても読まないといけない本」に出会う確率が低くなっています。僕自身の読書能力が向上したとは思えませんので(週に2冊読むのがやっとですので)これはどういうわけなのか・・・。
今日は習字教室はお休みでしたので、お稽古メンバーと暑気払い。祇園は祇園でも気軽に行ける居酒屋。
7/7(火)
朝:月参り3件、中陰 − 昼:家庭教師 − 夕:七夕祭り@天理
家庭教師の高校生は明日で試験終了とのこと。知恩院お稽古メンバーのお寺@天理で七夕祭り(地元の弁天祭り)があり、二胡などの中国楽器アンサンブルを披露していただけるとのことで行ってきました(僕が写真に写ってる・・・)。ステキですねえ。芸能の神様、弁天さんのお祭りに合わせて音楽会を開かれるとは素晴らしい試み&布教活動です。大変勉強になりました。
7/8(水)
終日:デート@大阪
映画『真夏のオリオン』を鑑賞。フィクションとはいえ、潜水艦での任務の厳しさを初めて目の当たりにしました。ストーリーは比較的予想しやすい展開で進み、「やっぱりね」という結末を迎えましたので、何らかのサプライズに期待していた方にとっては肩透かしだったのかもしれません。しかし、ベタベタな展開に落ち着かせたのは、監督が伝えたかった部分をより鮮明にさせたかったからなのかもしれません。水兵さんの過激な任務、中でも海で沈没して亡くなるということへのイマジネーションの喚起についてはあらためて身震いさせられました。酸素がどんどんなくなっていく。水圧が船内をもむしばむ。わずかな金属音での通信さえもレーダーに捕獲されて危地に陥る。なんという恐ろしい世界があったのだろうか。僕にはとても耐えられません。人間魚雷(回天)という非人道的武器を巡る人間模様にも感じ入りました。お国のために一命を賭すのだという若者を艦長は「もったいない」と諭すのです。多くを語って説得してわからせるという方法を採らず、態度と威厳と最低限の言葉で確信を伝える。惚れてしまいますね。お勧め映画です。
2009年7月5日日曜日
久々の更新。多くの方々との交流を経て
忙しい一週間がようやく終わろうとしています。 例によって更新を頻繁にできるほどデスクに座っていませんので、これからも週2回ぐらいの更新でボチボチやりたいと思います。
下記の通り、この10日あまり実に様々な人と出会いお話してきました。毎週月曜日の本山のお稽古では友人達と語らい、明石の同年代のお坊さんとは月に一度勉強会をし(来月はウチのお寺でやる番です)、家庭教師では高校生に化学と英語を教え、葬儀では新しいご縁をいただいて仏教のお話を広めることができました。また、税理士の友人との会食は年に2回だけですが、かなり有意義な情報を交換できています。得がたいご縁に感謝です。
また何といっても、日々の檀家さんとの交流が非常にありがたいです。僕のような若輩者にでさえいろんなことをお尋ねくださいます。宗教上の質問は何が正しくて何が間違っているというのは断定しにくいものがほとんどですが、それでも日ごろ勉強していることや、こちらも気になっていることなどを正直にお伝えしています。こういう積み重ねが僧侶としての信頼を得るための大事な所作なのだろうと確信しております。
いま僕が興味を持っているのは、この国のゆくえです。政治の世界に深入りするつもりはないとはいえ、我々若者の将来をどのように設計していけばいいのかを考えるにあたっては、大きな政治の流れをキャッチしないわけにはいきません。不安の多い時代だからこそ、また宗教家は人々の不安をとっていくのが仕事である以上、不安の種がどこにあって、どのようにすれば良くて、それには何が必要なのかを適宜考えていく必要があります。どんどん情報収集を続けて、ここでさまざまな意見を残していきたいと思います。
6/26(金)
朝:月参り3件 − 昼:部屋の整理 − 夕:三宮で会食
税理士の友人と、三宮の沖縄料理店で会食。かなり面白いおばちゃんのお店。また行こう。
6/27(土)
朝:月参り3件 − 昼:月参り、家庭教師 − 夕:明石の若手僧侶勉強会
まとまった休み時間がとれない・・・
6/28(日)
朝:月参り6件 − 昼:家庭教師 − 夕:早めに就寝
家庭教師は4時間。Pb、PbO2、鉛蓄電池・・・頭クラクラ・・・
6/29(月)
朝:月参り2件 − 昼:部屋の整理 − 夕:本山でお稽古
雨の日に京都に行くのは大変です。荷物がいっぱいあるので。
6/30(火)
朝:月参り3件、葬儀(役僧) − 昼:月参り、留守番 − 夕:ジム
久しぶりの役僧。ちょうど前日のお稽古が葬儀の時の脇導師の作法だったので実にタイムリー。細かいことを言えば、役僧と脇導師ではレベルが違いすぎるのですが、ま、そのへんはゴチャマゼで。夕方は久々のジム。
7/1(水)
朝:月初の仕事 − 昼:写経会、枕経 − 夕:通夜の準備
住職が組のお坊さん方との旅行に出かけたので、写経会は僕が担当しました。雨っぽい天気だったので参加者も少なめ。納経後の説法のテーマは「「正しさ」の枠組みを取っ払う「笑い」」というもの。ある禅僧の対談集から引用してお話しました。
終わったら枕経。住職がいない時に限ってお葬式ができるんですね。
ちなみに1日断食しました。
7/2(木)
朝:月参り2件 − 昼:家庭教師 − 夕:通夜
高校生が期末試験に突入とのことで、まだなかなか理解できていない化学を見てあげました。苦手意識があると記憶も定着しにくいようで、こればっかりは何度も何度も反復して確かな記憶にしていく、つまり時間をかけて勉強していくしかありません。サボればサボっただけの結果しかでないですね。
通夜は参列者20人ほど。本山で習ったばっかりの作法を披露してきました。
7/3(金)
朝:月参り3件、葬儀 − 昼:骨上げ・初七日 − 夕:経営者と会食
葬儀も習った通り。ただ、一人でする葬儀はいろいろと煩雑で大変です。最低2人でやらないと、後ろから見たらお坊さんの動きが随分と忙しそうに見えるのではないかな。関東では袈裟のランクを下げて(七条を五条で)やるそうな。確かに格段に動きやすくなるんだろうけど、遺族にとってみたら複雑だろうなぁ。ってことで、僕はしばらく七条でがんばります。
夕方には芦屋の会社経営者との会食。いつも経済情報などをレクチャーしています。自宅に呼ばれて美味しいお料理をいただきました。
7/4(土)
朝:月参り3件 − 昼:お盆の準備 − 夕:ジム
今日のジムはどういうわけか体が軽く感じました。いつもは1時間筋トレしたらかなりぐったりくるぐらい疲れて、それから40分連続で走ると息が切れてしまいますが、今日はかなり楽ちん。延長してスピードも上げて45分間走り続けました。気持ちいいものです。
7/5(日)
朝:月参り4件 − 昼:月参り、寺の雑務 − 夕:留守番
珍しく、僕が担当する法事はなし。そのかわり遠いところの月参りが集中していて、移動時間がけっこうありました。Podcastもずいぶん聞いたなあ。
2009年6月30日火曜日
『ハゲタカ』前作には及ばずともなかなかでした
更新遅すぎ・・・スミマセン。
毎日更新はやっぱり無理ですね。今後は3日分ぐらいをまとめて更新という形でやっていきたいと思います。もっと見やすいようにもしないとね・・・
6/25(木)
朝:月参り1件、瞑想 − 昼:月参り1件、映画 − 夕:ジム
東京行き前後の忙しさからようやく解放され、今日は見たかった映画を見、久しぶりのジム(いつもどおりのフルコース)にも行ってきました。
見た映画は『ハゲタカ』。数年前にNHKドラマでやっていたものの続編です。ドラマはめったに見ない僕ですが、当時、NHKニュースが終わった瞬間にこのドラマの宣伝が始まり、食いついたものでした。そして案の定ハマりました。銀行の非情さに耐えきれず矛盾を飲み込めず心が屈折していった男がハゲタカとなって日本企業に襲いかかる。企業側も様々な問題を抱えていて、痛いところをハゲタカはバンバン突いてくる。この和製ハゲタカちゃんは自分が日本でやっていけなかった原因が、日本経済の閉塞感を生みだす既得権保持者の保身とか、旧態依然として変われない体制の弱さにあると考えて、そういう企業に襲いかかってくるわけです。毎回毎回興奮して画面に釘付けでした。その続編というのだから見たくて見たくて仕方がなかったのです。ま、デートで見るような映画じゃないので一人で見ないといけません。奇跡的に空いていた時間を工面して見てきました。
内容についてはネタバレになるので書きませんが、感想をちょこっとだけ。
ビジネスの現場を経験したことがある方ならまず理解できるだろうというレベルの内容ですが、学生や主婦の方には勧められません。ま、そもそも興味ないか。ストーリー自体はそんなにひねりがあるわけでなく、最初不透明だったことが徐々に明らかになっていくというサスペンスもの。役者さんの演技はそれぞれのレベルが高いのですが、普段使わないだろう言葉が多用されるビジネス世界の映画だけあって、どことなくぎこちない部分もあり(柴田恭兵が部下にいろいろ専門的な指示を出すところとか)苦労が偲ばれました。個人的には玉山鉄二の演技がトビッキリだと思いました。物語後半で主人公からある事実を告げられた時なんて、表情の変化だけでこんな難しい場面を表現しきっていました。最後の場面の演技も秀逸。誰から教わったのだろう?っていうぐらいのリアリティを感じました。
またDVD出たら買おうっと。
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2009年6月25日木曜日
iPod nano購入!これで数多のPodcastも漏れずにすみます
6/23(火)
朝:月参り2件、満中陰 − 昼・夕:デート
普段使っている「iPod nano」(第2世代/現第4世代と同じような縦長の白黒画面のタイプ)の容量が4GBしかなく、Podcastでパンパンになってしまっていたので、ようやく買い替えようと決心しました。快適さを求める行動にはお金がかかってしまうのが昨今の風潮ですが、良いものを安く買って長く大事に使いたいものです。ちなみにこの第2世代機も、サンスクリット音楽とかをバンバン入れて、瞑想とか坐禅のBGMとして使わせてもらう予定です。
新たに買ったのはこれ。頻繁に新モデルが出る製品ですから、僕はたいてい上から2番目のスペックのものを買うことが多いです。だって最高のものを買ってもすぐにまた新しい「最高」のものが出ちゃいますからね。できるだけ「失敗したなぁ、もうちょっと待ってたら良かったなぁ」と思う回数を減らしたいのです。というわけで、16GBではなく8GBにしました。ちっちゃな画面なので、デジカメ写真を見たりビデオを見たりすることはないと思いますので、Podcast専用機としてバリバリ働いてもらうつもりです。Podcastも随分と番組が増えてきたので消化しきれなくなっちゃっているのが頭の痛い現実でもあるわけですが・・・
6/24(水)
朝:月参り2件 − 昼:月参り1件 − 夕:家庭教師
土日に習ってきた瞑想は、今のところ三日坊主を過ぎたところ。ここからさらに毎日続けられるかどうか、真価が問われます。
家庭教師は高校生で化学。酸化還元反応。酸化とは、還元とは、という定義から(高校生では4種類ぐらいの定義を習います)電池、電気分解までが試験範囲のようです。いま理解しておかないと大変です。3年生になってからは復習の時間って学校の授業で特別してくれないのが普通ですから。現役で国公立に合格するにはホント、大変なんですよ。
2009年6月24日水曜日
通夜式をしっかり学んできました
6/22(月)
朝:月参り3件 − 昼:家庭教師 − 夕:本山でお稽古
父の誕生日。ここ数年晴れたことがない・・・
ブログ投稿の時間がなかなかとれず(家にいないことが多い・・・)かなり不定期な更新になっております。新たなライフスタイルが確立されるまでしばらくご容赦願います。
今日のお稽古は「通夜」。先週の「枕経」に続いて、一般的な(宗で定めてある通りの)作法の他、これだけでは味気がないということで様々なバリエーションを学びました。大変勉強になり、ウチのお寺でも取り入れていきたいなあと思われるものもたくさんありました。
通夜は一連の葬儀式の流れの中でも、比較的お坊さんと在家の方が一緒になってお唱えできるものが多いのが特徴です。「夜通し」と書きますから、お坊さんだけでは実際つらいわけです(笑)。ま、最近ではそこまですることもなくなっちゃったんですけどねぇ。
東京にて旧友と再会
6/19(金)
朝:月参り1件 − 昼:東京へ移動 − 夕:級友と飲み会
土日の朝早くから東京新宿で開催される瞑想の会に参加するため、昼から移動。ちなみに旅券はHISを通じて取得しましたが、安いだけではなく選べるホテルの選択肢の多さにびっくり!一度行ってみたかった渋谷のホテルを選びました。2泊で飛行機代も入れてこの値段ですか・・・どこで利益出しているんだろう・・・。
ホテルに着いたらもう夜の7時。8時に渋谷駅で高校ブラスバンド部の旧友と再開。9人の同級生男子部員のうち6人が集結!この連帯感というか一体感というか、ブラバンやっていると不思議と皆仲よくなるんですよね。2,3人の少人数バンドだったら、たいていは「音楽性の違い」とかいう理由で(本当はメンバー内で人気に偏りが出てくるその嫉妬で)バラバラになっていまうものですが、大人数だと少々の差異やトラブルは、皆で作り上げるハーモニーの中に溶けてしまうんですよね。すばらしいことです。これからも末長く仲良くしてやってください。
2009年6月23日火曜日
アイアム瞑想に初参加!
6/20(土)、21(日)
終日:アイアム瞑想
NPO法人アムリタハート主催のアイアム瞑想に初めて参加してきました。東京は新宿のあるお寺。5月末に神戸に来日されたアンマ師が考案されたという瞑想法を20時間かけてしっかりと実践して体得しようという講習会でした。世の中には様々な流儀(流派?)の瞑想法がありますが、どれが良くてどれがダメということはありません。要するに、これだ!と自分で感じたやり方をどれだけ続けられるのかという点が大事なわけでありまして、続けられないのに「あっちがよさそうだな、いやこっちもいいな」とフラフラしていたらダメってことです。また、頭でわかったら実践は後回しでも良いという考え方もダメです。体験しないとわからないことの方が多いのです。浄土宗でも「念仏の功徳のすばらしさが理解できたから、念仏しなくても救われる」なんてことは説いていません。お念仏を唱え続けることで(「相続」といいます)ありがたみが心底わかるのです。
どんな内容だったか、というのはここでは書けませんが、大変貴重な体験をさせていただきました。良きご縁に感謝いたします。
2009年6月20日土曜日
五重研修会再び!5時間しゃべる方も大変だろうけどなあ
6/17(水)
朝:月参り4件 − 昼:漢方医の診察 − 夕:デート
日記すら書く時間がとれません(あんまり家にいない)。とりあえず何をやったかを後追いで書くぐらいしかできません。6/20現在、東京出張中ですので、帰ったらまたバリバリ書くことにします。6/18(木)
朝:月参り2件 − 昼:五重研修会 − 夕:五重研修会(続き)
五重研修会は一ヶ月前と同じく5時間の講義。かんなりハード。法然上人の『一紙小消息』という法語だけで5時間も語れる人間がいるなんて、さすがに学者さんってタフだなあ。微に入り細に入るアカデミックな内容は着いていくのがやっと。お坊さんになってまだ5年しかたっていない僕にとっては新鮮なことばかりで、ある意味ありがたいことなのですが、さすがに予備知識なしでは辛いです。日ごろの勉強不足が露呈しました・・・
研修終了後は神戸駅に移動して軽くお食事をいただいて帰りました。西光寺さん、いつも送っていただいてありがとうございます。
2009年6月18日木曜日
睡眠で体力チャージ
6/15(月)
朝:月参り5件 − 昼:家庭教師 − 夕:本山でお稽古、習字
忙しい1日。ブログ更新する時間すらとれず。また明日。6/16(火)
朝:お休み − 昼:月参り2件 − 夕:百か日、ジム
睡眠不足で頭がフラフラしてました。朝ちょっとお休みをもらって寝貯め。たまに睡眠をチャージしておかないと体がもちません。
夕方は百か日。昼間に働いていらっしゃる方なので、夜の7時からスタートでした。六地蔵はどうして6体なのか?初盆のお参りの仕方はどうするのか?など、基本事項の質問があったので、時間をかけて説明してきました。
疲れているのにジムに行ったのは、今日を逃すと来週の水曜日まで行けそうにないぐらいのスケジュールだったためです。行ける時はやや無理してでも行った方が体のためには良いかなと思い、強行しました。
2009年6月16日火曜日
三沢光晴の死を悼みます
6/14(日)
朝:月参り2件、百か日 − 昼:ジム − 夕:部屋でゆったり
プロレスリングNOAHの社長である三沢選手の訃報を受けたせいか、さっぱり落ちつきません。ジムに行っても、いつもなら上げられる重さが上がらない。激しい筋トレの後でも軽く40分は走れたのに20分を過ぎたところで息が切れる・・・
僕は中学生の時、友達からプロレスの面白さを紹介してもらってから、彼や全日本プロレス、NOAHといった団体をずっと応援してきました。間違いなく、三沢選手は僕の青春の中心にいた人物の1人でした。そんな方が一瞬で亡くなってしまい、心ここにあらずです。未だに僕の頭の中では「スパルタンX」(三沢選手の入場曲)が鳴り響いていて、だんだんと涙が込み上げてくるをこらえています。身内が亡くなった時に次ぐ哀しさなんだなあと実感しているところです。
お別れはいつ来るのかわかりません。大事な人であればあるほど、その刹那刹那をやはり大事にしないといけないんだなあとあらためて考えさせられました。月並みですが・・・冥福をお祈りします。
2009年6月14日日曜日
どうにも体が重い土曜日
6/13(土)
朝:月参り4件、満中陰 − 昼:月参り − 夕:家庭教師
引き続き住職出張中のため孤軍奮闘。文字通り東奔西走な一日。疲れがたまっているせいなのか、午後はジムに行こうと思っていたのですが体が動きませんでした。睡眠不足かな。
家庭教師は近所の高校生。公立の進学校に通っているのですが、授業について行くのがやっとのようで、なかなか受験対策の勉強までは時間を割けません。今日も中間テスト後の化学の授業がわからないということでやって来ました(そのつもりだったのが教科書を学校に忘れてきたらしく英語の勉強に切り替えました)。今2年生。来年はもっともっと勉強しないと現役では国公立にいけないぞ、と軽く怖がらせておいて(だって事実なんだもん)しっかり勉強を続けるように言っておきました。
2009年6月13日土曜日
四十八巻伝の輪読に着手 しかし文法がね・・・
6/12(金)
朝:月参り2件、葬儀 − 昼:月参り、骨上げ − 夕:神戸浄青例会
住職が名古屋に出張中のため葬儀は僕がやることになりました。昨年の10月以来ですからもう半年以上のブランクがあります。ま、その間に何度も役僧として葬儀には出ているのでなんの心配もありませんでしたが。家族葬に近い20人程の参列者で、僕も気合いを込めて読経してきました。
夕方は神戸浄土宗青年会の月例会に参加しました。明石の例会も入れれば、月に2度は勉強会をやっていることになります。先輩の僧侶達ともだんだんと馴染んできました。
今年1年のテーマは「法然上人絵図」、いわゆる四十八巻伝です。文語体の原語をひたすら輪読していきます。古文文法を忘れかけている我が身にとってはなかなか内容の理解があやふやです。こりゃあもう一度本格的に文法を勉強しようと思い、Amazonで大学受験用の参考書を注文。届き次第勉強しようと思います。
2009年6月12日金曜日
地味な情報収集は実を結ぶか?
6/11(木)
朝:月参り4件 − 昼:ペンディング処理 − 夕:部屋でゆったり
このところ忙しくて後回しにしていたタスク(「仕事」とは言えないぐらいのささいなこと)に一気にとりかかりました。主にネット情報を読み込んで分析し、「これは!」と思う意見はストックしておくという地味な作業のことです。ネット情報に求められるのは、速報性と独創性、共振性であり、内容の細かな部分の正確さは二の次です(捏造は問題外ですが)。翌日の新聞で記事を読むという段階ではもう既にその情報は陳腐化しています。また大手メディアは政府や財界の圧力で偏向したり、伝えなかったりしたりすることがあるのが宿命です。そんな情報をいくら読み込んでも共振できるような意見は生まれません(公開情報を読み込むのはインテリジェンスの「いろはのい」であることは理解していますが、僕はインテリジェンス能力を必要とする職業には就いていません)。やはりネット情報は欠かせないわけです。
どうしてこんなことを続けているのか?と言いますと、結論から言うと、自分の意見・人生の軸となるものを築きあげていくためです。政府など他人によって正しいとされた情報だけで人生を生ききるのは危険です。戦前の例が一番わかりやすいでしょう。清濁いろんな情報に触れて、その真贋や善悪を断じ、「見る目」を養っていくのです。時には手痛い失敗もします。でも失敗からも学べるのです。こうやって自分の人生哲学を磨き上げていくわけです。
えらそうなことを書いてきましたが、要するに自分の頭で考えて行動するというのが僕が考える「日本男児」の姿なワケでして、そういう姿に一歩でも二歩でも近づきたいなあと思った次第であります。
2009年6月11日木曜日
梅雨が来れば思い出す、安居のお話
6/10(水)
朝:月参り2件 − 昼:月参り1件 − 夕:友人と会食
小・中学と同級生だった女子のお宅に月参り。弟同士が仲が良かったこともあって、昔からご両親とはよくお話をさせていただいてました。ご主人は僕と同じジムに通ってらっしゃって(週に6日!)話は尽きず、いつも長居してしまいます。
次の御宅では「安居(あんご)」のお話。インドでは雨期(日本の梅雨)にお坊さんは僧堂に籠って修行に励んでいたのですが、その期間を「安居」と言います。旧暦7/15にこれが空けて僧堂から出てきたお坊さんはさぞかし功徳が多かろう、あやかりましょう、として始まったのが、いわゆるお盆です(かなりくだけた書き方をしています。本当の盂蘭盆は餓鬼が出てくる大変なお話です)。そんな話をつらつらとしていたらお昼になりました。
夜は友人と三宮で会食。男2人で食べるスパゲッティーもなかなか美味しかったです。
2009年6月10日水曜日
お布施が非課税であるとした法精神を今一度学ばねばなりません
6/9(火)
朝:月参り2件 − 昼:ジム − 夕:デート
水木金と外出予定が入っていてジムに行けそうにないので、やや時間的に余裕がなかったのですが強行しました。筋トレは通常通りでランニングは30分に。後のサウナも飛ばして急いで出てきたらちょうどいい時間に。前々回ぐらいからちょっと重めの負荷にして筋トレをしてきたせいか、右腕の筋に鈍痛が走っています。ちょっと無理しすぎかなあ。
ある宗教法人がラブホテルを経営していて国税が入りました。
▼ホテル経営の宗教法人、14億円の所得隠し 国税局指摘 (NIKKEI WEB)
ラブホテルってのはいくらなんでもやりすぎですが、似たような例はおそらく全国にゴマンとあることでしょう。去年あたりから週刊ダイヤモンドなどで特集が組まれてましたし(主に「お布施」の特集でしたが)いずれメディアで騒がれるような問題になるだろうなという予測はしていました。宗教法人格が売買されていることが一番の問題点だと思われますが、反社会勢力(つまり暴力団とかのややこしい人たちですね)が跋扈していて、一定のお金が政治家などに流れていますから、なかなか地方の行政当局だけでは解決しません。今回みたいに全国ニュースになって、ようやく世論が動いて、その後押しを得てから一定の解決案が提示されるのでしょう。しかし、個人的にはこの問題の核心と言いますか、本質(そもそも今のご時世に宗教法人への布施が非課税とされるべきや否や)にまで切り込んだ解決案が出されることはないでしょう。大きな新興宗教団体がいくつも政党を作って選挙しようっていう時代ですから、彼らからの圧力がかかれば結局のところうやむやになっちゃうでしょうね。
思えば、今年になってから漢検やTOEICなどの財団法人、今回の宗教法人など、税制メリットを最大限に享受できる「節税法人」がどうしようもない悪事を働いています。そもそも信仰心の薄い人間が宗教を利用すること自体が罰当たりなんですが、特権の上にあぐらをかいていては足下をすくわれるという良い例です。伝統宗教に帰依する僕たちはこの一連の事件を他山の石として、なぜお布施が非課税なのかという法精神を今一度身に噛みしめて精進せねばいけないと思います。
2009年6月9日火曜日
法事讃の実戦練習 課題たっぷり!
6/8(月)
朝:月参り3件 − 昼:家庭教師 − 夕:本山でお稽古
今日のお稽古は『善導忌』で行う「法事讃」。先週は座学とちょっとした実践でしたが、今回は先生方がほぼ全員お集まりになり、いっぱいしごかれたのでした。「法事讃」はテンポよくやらないとダメとのご指摘。なるほど。一つ一つの所作が全員バラバラ。おっしゃるとおり。特に華籠(けこ。お花を入れておく籠)さばきがさっぱりなっていない。ごもっとも。今後しっかり精進します。
2009年6月7日日曜日
体重増量中の見覚えある女子に出会ったら
6/6(土)
朝:月参り3件 −−− 昼:月参り1件 −−− 夕:ジム
表示を変えてみました。
ジムでは筋トレとランニングの基本フルコース。いつもどおりフンガフンガしていたら、あっちの方でどこか見覚えのある女子がやっぱりフンガフンガしていました。彼女が何者であるのか、どこで会ったことがあったのか、考え出すこと2,3分。そうか、中学・高校と同級生だった女子でした。この記憶の引き出しがなかなか開かなかったのには理由があります。ま、彼女がジムに来ているという時点でわかるわけですが、ようするに体積が増量していたわけです。
こういう時って、女子は特に声かけられたくないだろうなぁということは予想がつきましたので、結局は声を掛けず終い。向こうもたぶん僕だってことは気がついていたと思います(僕は気付かないふりしてたんだけど、それも知っていたかも)。これも大事な処世術ですね。
6/7(日)
朝:月参り3件、法事 −−− 昼:月参り1件 −−− 夕:DVD鑑賞
法事のお説教は最近よくするお話で、仏教生活を現代に生かしましょうというような総合的なお話。
夕方、DVDを鑑賞しました。『イキガミ』です。去年映画館で見たことがありましたが、国家による国民の生命剥奪のおぞましさを描いたフィクションの生々しさは簡単には忘れることができず、また見ちゃったというわけです。風吹ジュンとか山田孝之の演技は何度見てもハマります。特に山田孝之は最近の映画でも評価が高いらしく(『クローズ』でしたっけ?)注目の俳優ですね。さて、次は何を見ようかな。
2009年6月6日土曜日
焼き鳥「山形や裕久 」なかなかでした
6/5(金)
朝 月参り3件
昼 DVD、CD複製手伝い
夕 食事会@岡本(六甲)
知り合いが急遽、DVDとCDのコピーをそれぞれ50枚、100枚しないといけなくなったんだけど、どうしていいかわからない!と叫び、その声が僕の耳にも入ってきたので、ご縁と思いお手伝いしてきました(違法コピーではないですよ)。その知り合いの家にはWindowsパソコンしかなく、いろいろいじくってみましたが何のソフトを使えば良いのかさっぱりわからず(僕はMacintoshユーザーなのです)、結局は僕のMacでDVDをコピーして、WindowsではわざわざiTunesを入れて(Macの定番ソフトですから使いやすい)CDをコピーすることにしました。夜になって僕は所用のため中座しましたが、さすがの枚数ですので夜中までかかってもまだ終わっていなかったとのこと。大変だなぁ。
食事会では、懸案だった生命保険の相談と会社の近況などを聞きながらの焼き鳥「山形や裕久 」。けっこう人気のあるお店みたいです。久しぶりにお腹いっぱい食べて、駅前でコーヒー飲んで帰ったら、これまた久しぶりに午前様でした。しっかり睡眠取らないと土日を乗り切れませんが・・・
2009年6月3日水曜日
ちょっとお腹が出てきた・・・
朝 月参り2件
昼 ジム
夕 資料作成
ジムでは今日は10kmランニングのみ。筋肉痛が残っているのと、有酸素運動中心のダイエットメニューでやらないといけないぐらい、ちょっぴりお腹が出てきてしまっているからです。今年になってからいろんなところに呼ばれることが増え、自然と外食が増えていまっているのが原因。こりゃあ摂生を旨とせねばなりませぬ。
とかいいながら、明日お呼ばれしている所でどんなお話をしようかと(走りながら)考えていました。僕は毎日、新聞、ネット、雑誌、ラジオなどあらゆる媒体からの情報収集を続けていますが、それらをどういう風にまとめてお話しようかと常に考えるわけです。なかなかまとまらないものなんですけれども・・・。ま、今回はちょっとまとめている時間もないので、ちょうどFP専用サイトでリッパーの経済レポートが配信されていたのでこれを使うことにします。でも23ページもあるし、全部使うわけにもいかないので(そんな時間ないし)面白そうなところだけピックアップしようと思います。さて、どうなりますことやら。
『TARZAN 534号』は買いだ!
6/2(火)
朝 月参り3件
昼 ジム
夕 読書と片づけ
ジムはフルコース3時間。疲れがたまっているのか、いつもよりもヘトヘトになりました。
トレッドミルで走る時、よく雑誌を見ながら走っているのですが、たまたま読んだ『TARZAN 534号』(5/13発売)が良かったです。特集タイトルは「内臓を鍛えろ!」。内蔵関連の知識整理はもちろん、メタボ対策、胃腸薬・ハーブティー、病気予防に効く料理レシピなど、盛りだくさんの内容でした。久しぶりに『TARZAN』買い!かなと思って書店に行ったら、すでに最新号が売られていました・・・。Amazonで買うかなあ。
6/3(水)
朝 月参り3件
昼 パソコン周辺機器を再設定
夕 デート
今週は土日を除けばけっこう自由に使える時間が多いです。そんな週もたまにあります(今年になってからでは初めてですが)。朝のお参りを終えてからパソコンの再設定。こういう時でないとなかなかできませんので、いろいろいじくってみました。
2009年6月1日月曜日
3日連続京都イベント!ただし毎度日帰り・・・
5/30(土)
朝 月参り3件、お墓開眼
昼 月参り1件
夕 二胡演奏鑑賞@京都西陣
昼は天気に恵まれ、お墓の開眼も気持ちよく厳修。昼からも1件のお参りを終えて京都西陣へ移動。
友人のお坊さんで二胡奏者の方がいらっしゃいまして、その方の屋外ライブがあるというので行ってきました。有名な方でして、僕は初めて聞かせていただきました。雨の中、大変コンディションが悪かったため(あと主催者の段取りも悪かったらしい)僕が着く頃にはほとんど終わってしまっていました・・・。次回に期待します!
5/31(日)
朝 月参り3件、法事
昼 法事
夕 裁判傍聴イベント@京大の近く
今回の2件の法事ではいわゆるお説教はせず、仏教が日本に伝えられてきた歴史の話や、地域ごとのしきたりの違いを自分なりにどのように吸収していけば良いかなどのお話をしてみました。比較的若い方々向けのお話です。こういう話をすると自分の知識の整理にもなって良いんですね。
夕方は再び京都へ(明日も行くので3連チャンです)。裁判傍聴イベント。大川興業の阿曽山大噴火という芸人がいまして、彼は10年間裁判傍聴し続けて面白裁判をネタにするという芸風でちょっとずつ有名になってきました。最近は裁判員制度が始まったという特需もあってテレビにも頻繁に呼ばれているそうです。18時から始まったイベントも気がつけば21時を回っていました。なかなか裁判って敷居が高いイメージがありましたが、こういんイベントがあると身近に感じられていいですね。
ちなみに僕か阿曽山大噴火さんのことを知ったのは、今は亡きTBSラジオ「ストリーム」で月1ゲストでネタ見せしていたのを聞いたのが初めでした。いい番組だったのに、いろんなところからの圧力でなくなっちゃったんだよなあ。
6/1(月)
朝 月初の定例作業
昼 家庭教師
夕 本山にて法式研修
今日もまた京都へ。毎週月曜日の法式研修。いよいよ、珍しい法要の作法について学ぶ機会がやってきました。善導大師の回忌にあたる「善導忌」で修される「法事讃」です。勢いがあって厳かで、ありがたい気持ちが自然と湧いてくる不思議な儀式。浄土宗の諸師方は後世ずっと供養していただけるのでうらやましいですね。
いつもはこの後に習字に行くのですが、今日は先生が出張のためお休み。研修のメンバーで食事に行ってきました。三連チャンの京都小旅行、ようやく終わりました・・・
2009年5月29日金曜日
五重の研修はかなりアカデミックな内容で身が締まりました
5/28(木)
朝 休み
昼 研修会
夕 ひたすら研修会・・・
15時から始まった研修会は途中10分のトイレ休憩を挟んで20時まで続きました。終了時刻を聞いていなかったので、これはちょっと誤算でした・・・。内容は、我が浄土宗の伝法行事である「五重」の最初の「初重」。講師は大正大学の学者さんなのでかなりマニアックな講義でしたが、僕はわりとこういうアカデミックなお話は好きな方なので、かなり聞き入ってしまいました。
「初重」では『往生記』という書の講釈から始まるのですが、この書、どうやら法然上人の書かれたものではないらしいというのが通説でして、それなのにどうして七祖様(浄土宗鎮西派(知恩院派が本山)の7代目の方で、五重伝法を確立されました)がこの書を選んでらっしゃるのか、とか、そもそも『往生記』っていうタイトルの本は現存していないので(もともとから無いのか、消失したのか)どうたらこうたら、とか、まあ近年このようなアカデミックなお話を聞かせてもらえる機会がなかったので、貴重な5時間になりました。それにしても、宗教を「学ぶ」というのは、「信仰」とはベクトルが違っていて、客観的に我が宗のことを考えるきっかけにもなるんですね。いい勉強になりました。
5/29(金)
朝 月参り1件
昼 ジム
夕 通夜
まとまった時間がなかなかとれず、結局今週のジムは今日だけになりそうです。週に2日は行きたいのですが、なかなか思い通りには進まないのが日常です。夕方に通夜も入ったので(住職は名古屋に出張中)帰る時間も考えながらのトレーニングでした。
通夜ではだいたいお話しする内容は決めてあります。詳しくはまた次の機会にゆずりますが、「夜通しであることの意味」「南無阿弥陀仏の功徳」などをお釈迦さまの故事に倣ってお話し、実際にお念仏を一緒に唱えていただいて終わります。ご家族とご近所さんというような少人数の法要でしたが、皆さんがうなずきながら僕の話を聞いてくださったので満足いたしました。大人数でしたら僕の修業が足りていないので、なかなかこうはいかないんですよね・・・
2009年5月27日水曜日
僕がかんがえる布教活動とは?
朝 月参り4件
昼 月参り2件
夕 国際経済予測レポート作成
月参りはお経を読むのも大事だけど、その後でいろいろとお話をしたり聞いたりすることにとても大きな意味があります。ご先祖様の供養だけが目的でしたらお経だけでいいのですが、お坊さんにはもう一つ「布教」という大きな目的があるのです。布教といっても、昔ながらの、お坊さん→檀家さんというような「教えてあげる」というパターンのやり方だけでは通用しません。メディアの発達や教育水準の高まりのおかげで、お坊さん以上に物事に詳しい人はざらにいらっしゃるので、偉そうに知識を振りかざすだけでは全くお呼びではなくなるのです。ではどうするのが本当の布教なのでしょうか。
ざっくり言って、「日々生まれてくる不安を無くすために、どのように仏教を利用すればよいのかを提案すること」が僕の考える布教活動です。何でもかんでも「○○上人のお言葉ですから▲▲しなさい。」(○○には各宗派の宗祖の名前が入ります)ではすみません。だいたい時代背景が違いすぎて悩みの種類と解決策がマッチするはずがないのですから。なので、現代的な問題点を上辺だけでなく本質をきっちり把握して、解決策(仏教的修業ということになります)を的確に提示できてはじめて「布教」なのだと僕は考えます。ま、こうして書くのは簡単なのですが実践するとなるとかなり難しいです。
お坊さんは出家と呼ばれるように、世間とはちょっと距離を置いた生活をするのが元々の生き方です。ですが、在家の方々が何において悩んでいるのか、どういうところに不安を持っているのか、それがわかっていなければただの「世間知らず」として、話すら聞いてもらえないかもしれません。それではお坊さんは世間で役に立たない存在になってしまいますから、世間との最低限の関わりは残しておくべきだと思っています(最低限というのは妻帯とかも含めてしまいます、僕の場合は)。そうしてこそお坊さんの話に耳を傾けてもらえて、皆が「ちょっと仏教的な生活をやってみようかな」という気持ちも生まれるのだと思います。
世間の悪い風潮には流されず、物事の本質を追求して仏法を求め、(仏法を知らない)衆生を導いていく。僕の布教活動は今後もこうありたいと思います。
2009年5月26日火曜日
生命保険の見直し相談を受けました
朝 月参り6件
昼 買い物、片づけなど
夕 生命保険の見直し相談
知り合いから生命保険の見直しについてメールで相談を受けました。僕は元銀行員ということもあって、経済・金融問題を考えるのがすこぶる大好きで(煩悩の塊のような人間です・・・)ファイナンシャル・プランナーの資格も取得しています。この方からはしばらく前からご相談を受けることが多くて、今回も僕を頼っていただきました。これも立派な人助け・・・かな・・・。
具体的なことは書けませんが、そもそも現在の状況において死亡保障が必要なのかどうかというところから始めました。知り合いに昔しつこく頼まれて入った保険の満期が来たけどどうしようか?というのはよくある質問です。一般的な回答としては、まず自分が亡くなった時に(遺産以外で)遺族にどれぐらいお金があればよいかという金額を考え、定期にするか終身にするかなどの商品を選びましょうというもの。個人的には死亡保障は一家の稼ぎ頭だけが入っていれば良いと思っているので(他の人は貯蓄がベスト)、その結論に持っていくためにいろいろと説明文を書きました。
この方からはもう一点、今後の世界経済はどうなるのか?という超難問をいただきましたが、今日はもう時間がないのでまた明日に・・・とお答えして就寝。
2009年5月25日月曜日
着慣れない法服を着こなすコツを学びました
朝 月参り1件、漢方の病院
昼 家庭教師
夕 本山の法式指導、習字
芦屋の漢方の名医に見ていただきましたら、体のあちこちが弱っているとの診断でした。しっかり気を補って恢復させていただきます。
家庭教師は久しぶりに、公務員試験を目指している後輩が相手でした。今日のところはまずまず。ただちょっと計算ミスが多すぎるなあ。
夕方、定例の法式指導。今日は法服法(ほうぶくほう)で、実際に袴やら道具衣(どうぐえ)を「きちんと」着てみる実践でした。いつもお葬式では「きちんと」着ているはずなのに、細かいところではいろいろと足りない部分がありました。いい勉強になりました。お坊さんはいろんなことに精通しておかないといけないんだなあとつくづく思った次第。
2009年5月24日日曜日
「和」の精神で再就職もうまくいきます
5/24(日)
朝 月参り2件、法事
昼 法事
夕 ジム
法事2件。弟の就職がうまくいった話を失敗談も含めてお話しました。お釈迦様がお説きになった教えの中で大事なことの1つに「和」があります、という話。具体的には、自分の実力をアピールして売り込む面接ではなかなかうまくいかなかったけど、「僕がこの会社に入ったら皆が働きやすいムードを作って見せます!」「気持ちの良い職場作りのために経験や資格を活かします!」という「和の精神」を前面に出すことで、面接官の目を引くことができた、というお話。今の時代、「オレがオレが!」のタイプよりも、皆と協調して大きな仕事をやりとげようというタイプの方が受けがいいようです。
夕方からはひさしぶりのジム。フルコースで乳酸がたっぷり溜まり、帰宅後すぐにバタンキュー。
至福の3日間!長野善光寺参りからアンマさんまで
5/21(木)
終日 長野善光寺参り
明石組寺院の副住職メンバーで善光寺参り。毎月勉強会で集まっている仲良しメンバーでの初めての旅行でした。1日目は長野駅前のホテルからぐるっと町中を歩き回り、善光寺さんの周囲にある神社仏閣を参拝して回りました。夜は懇親会・・・長い夜だ・・・
5/22(金)
終日 長野善光寺参り2日目
5:30からの朝のお勤めに参列。まずは天台宗のお坊さんの声明(しょうみょう)に聞き入りました。遠くでお参りしていたせいもあってなかなか細部まで聞くことができなかったのですが、浄土宗の声明を学んでいる僕にとってはかなり勉強になりました。こういう機会でもないと他宗の法要って参列することがないので大変貴重ですね。
続いて浄土宗の法要。基本の日常勤行、ただし関東スタイル。さすがに大本山です。きっちりお稽古されているのがわかります。僕たちも見習わないといけません。
境内をくまなく回った後、ホテルで朝食。チェックインの後、おみやげを買いに再び善光寺へ。そばを2食食べて(お腹いっぱい!)タクシー相乗りで小布施(おぶせ)まで出かけました。ここは栗の名産地。本来でしたら季節外れですが、モンブランとか「福栗焼き」などのお菓子をたくさんいただきました。かなりの量を食べてるなあ。
小布施の駅から長野まで長野電鉄。そのままJRの特急に乗って名古屋経由で新大阪。ここで解散となりました。電車内はみんな疲れ果ててほぼ無言・・・
いい旅でした!来年もこのメンバーでどこかに行きたいものです。
5/23(土)
終日 神戸でアンマ師のダルシャン
詳しく書くとものすごい時間がかかるので、さわりだけ。「アンマ来日プログラム2009」というのがあって、世界的にも有名な慈善活動家のマーター・アムリターナンダマイーさんが来日されるというので行ってきたわけです。
(公式HPより)
朝から並んで抱擁してもらっただけで感激してしまい、結局深夜まで居着いてしまいました。すごい影響力のある女性なんですね。来年もぜひ行きたいと思います。ホント、感激でした!
2009年5月20日水曜日
同宗異派のマッチョなお坊さんとの邂逅
5/19(火)
朝 月参り1件
昼 ジム
夕 デート@京都
久しぶりのジム。明日も時間があるのでランニングは明日に回し、筋トレを1時間強。20分だけ走ってサウナ。いい汗かきました。
夕方からは電車で京都へ出て河原町で食事。そのままとんぼ返り。
5/20(水)
朝 月参り3件
昼 ジム
夕 部屋でゆったり
トレッドミルで10kmランニング。ノンストップなのではじめから飛ばしてしまわないように速度を調節して走ります。64分で完走。
走り終えてストレッチしていると、加圧トレーニングのKトレーナーがいらっしゃいました。このK氏、実は去年からの知り合いで、お坊さんの資格も持っていらっしゃいます。僕と同宗ですが違う派で修業された方で、昨年加圧トレーニングを受けさせてもらった時にいろいろと込み入った話もした関係なのでした。K氏の派の、ネットでは有名らしいヤバいお坊さんの話とか、お盆のお参りの話とか、尽きない会話が今日も続き、気がつけばけっこう時間が経ってしまいました。こういう縁も大事ですね。
2009年5月18日月曜日
マスクしていない僕は非国民か?
朝 月参り2件
昼 甲山大師にお参り
夕 本山にて法式研修
電車に乗ったらマスクをしていないのは僕を含めて少数。うーん。みんなビビりすぎではないかなあとも思いつつ(不謹慎かな)、甲山大師にお参りに行くべく大感染地神戸を後にしました。今日は如意輪融通観音の御開帳の日でして、天気もいいし時間もあったのでしっかりお参りしてきました。迫力ありましたね。
本山での研修後、仲良し4人で一杯。がんばった後の食事は格別おいしいです。ご縁に感謝です。
2009年5月17日日曜日
仏教的に考えることの一例としてのインフルエンザ問題考察
朝 月参り3件、法事
昼 法事2件、仏壇魂抜き
夕 家庭教師
ご覧の通り、毎週日曜日は超ハードなスケジュールです。若いからいいものの、こんなスケジュールが続くとどうしても身も心も病んでしまいそうです(変わったお坊さんが多いのもそのせいなのかも)。たまには気分のリフレッシュが必要ですね。ちなみに僕の場合は、毎週月曜日の本山(京都)での研修会&習字の機会が貴重なリフレッシュタイムです。
法事が3件あったわけですが、1件目は百か日。別名「卒哭忌(そっこくき)」とも言われ、仏教オリジナルではなく儒教的なお弔いの法要です、というお決まりのお話の後、「縁」のお話をしてみました。ちょうどインフルエンザが流行っているこのタイミングで、発病する人としない人にはどんな差があると思われますか?という問い掛けから、僕はお釈迦さまの教えに従って考えるならば「発病するためにはそれに必要な何らかの原因となる要素、とりわけ日ごろ抱いている悪い感情が起因しているのではないか」という私論を展開しました。不景気で町中の大多数が将来を悲観したり不安感で一杯である時に決まっておかしな病気が流行るので(歴史がそれを証明しています)、「がっかりしたり」「悲観したり」「気持ちが腐ったり」という「因縁」が発病という形で「結縁」している、というわけです。仏教的に考えるというのはこういうことなんですよ、正しいかどうかはまだわかりませんが、なんていう話でした。
2件目は満中陰。位牌と仏壇にお魂を入れました。決まってお魂の話をします。以前ここでも書きましたね。それから、故人の供養についてお坊さんができることは限られていますから、ご家族や親戚が主体となって供養を続けてくださいね、といつものお話。他人であるお坊さんができることは、遺族の皆様方が供養の気持ちを向けやすくなるように環境を整えるお手伝いすることぐらいなのです(一般の方では難しく、重要なことではありますが)。
3件目は中陰四七日。ものすごく丁寧な御宅で、こちらが恐縮してしまうぐらいの対応をいただきました。
ふー。疲れた・・・しっかり休んで明日からに備えます!
2009年5月16日土曜日
お地蔵さんを仏壇に入れても良いか?
朝 月参り2件
昼 月参り2件、法事
夕 家庭教師2件
やっぱり土日はハードな1日になります。そもそも仕事だけでも大変なのに、家庭教師(ボランティア)を入れてしまうところに無理があります・・・。でもまあ、必要とされている間は僕も喜んでお人様のために尽くしたいと思います。
月参り先の奥様で市立病院の元看護婦(師)長だった方がいらっしゃいまして、この度の神戸市の高校生が新型インフルエンザにかかってしまったことについて様々な意見を交わしました。もはやフェーズ6は避けられないんじゃないだろうかとのお話でしたが、ヒト−ヒト感染が明らかになった以上はそうした措置がとられて然るべきなのでしょう。映画『感染列島』のパニック映像がプレイバックしてきました。
他の家で、水子供養のためのお地蔵さんを家の中でお祀りしている方がおられまして、この度、仏壇の中で本尊様(阿弥陀如来)と一緒にお祀りしても良いのかどうかとの質問をいただきました。仏壇はいわばお寺の本堂の代わりです。ウチのお寺の本堂には本尊様の他にも、地蔵菩薩や毘沙門天、弁財天、弘法大師などの御尊像をお祀りしてありますので(もちろん安置場所は適宜変えてあります)、「全く問題ないですよ」とお答えしておきました。日本人の宗教観というのは非常にフレキシブルでステキです。
法事でいただいた質問も実に考えどころのあるものでした。お盆についての質問でしたが、これはまた別の日に書きます。
家庭教師。英語の不得意な高校生に去年からひたすら教科書の音読をさせていましたら、1年で見違えるほどの上達を示しました。去年から発音記号の読み方、アクセント、文節の区切り方など、音読に必要とされる基本的なスキルを伝授して、間違えたら何度も何度もやりなおしをさせて、正しい英語の発音を定着させてきました。最初はこれで本当にうまくいくのかどうか本人も半信半疑だったみたいですが、1年経過して自分の明らかな成長にやっぱり驚いているようで、いろいろと感謝の言葉をいただきました。よく投げ出さずに続けられた結果が出てきました。教え子の成長はわが事のように嬉しいものですね。家庭教師やってて良かったなあ。
さて明日も忙しくなりそうです。がんばろう!
2009年5月15日金曜日
中間試験前の家庭教師4時間!やっぱりしんどいです・・・
朝 月参り5件
昼 家庭教師(高校生)
夕 部屋でゆったり
朝から月参りをぶっ通し。それぞれの家で様々な交流体験をさせていただき、本当に感謝いたします。中でも印象的だったのは、この4月から中学校に通っている男の子を持つお母さんとのお話で、小さい男の子が身近で育っていくのをご自身の経験として見たことがないので、我が子がどのように育っていくのか不安だという内容でした。僕は独身なので偉そうに言えないですがという前置きはさておき、やっぱり鍵を握るのはお父さんの存在ではないでしょうか、という話をしてみました。学校であったことや進路の相談など、頼れるお父さんの存在は大きいものです。とはいえ、なかなか最初から父親に話しかけにくい年ごろでもありますので、お父さんの方からいろいろ話しかけてみると良いのではないかとアドバイスしてみました。
昼から4時間の家庭教師。中間試験前だから駆け込みで集中講座。英語は単語から構文から動詞の基本的な活用からほとんど復習不足で、こりゃあ赤点だなっていうレベルの女の子でした。やっぱり基礎学力がないと時間をいくらかけても吸収が遅いです。もうちょっと時間があったらなあ。
といいつつ、途中の休憩時間では「人生って何ですか?」「本当にキレイなものってあると思いますか?」というような哲学的な質問をいただき、日ごろ考えていることを高校生に分かりやすく説きました。僕は、自分の持っているいろいろな知識や経験で困っている人を助けてあげられてその人から「ありがとう」と言ってもらうのが何よりも嬉しいんだ、それが僕の人生だ、と回答しました。この思いは銀行員だったころから全く変わっていません。本当にキレイなものというのは難しい概念ですが、僕は「生命」だと回答しました。ただ、純粋な仏教の考え方ではないので、他のお坊さんが見ると怒られるかもしれませんね。
最近の高校生もいろんな悩みがあるんだなあと実感しました。僕が高校生の頃なんてそんな高尚な疑問を抱いたことなんてなかったですからね・・・。でも若いうちからいろいろ悩んで、「回答なんて一つしかないわけではないんだ」という悟りを得ることができれば、こんなことにはならなかったのかもしれませんけど・・・
自殺 30代で過去最多 19歳以下11%増(東京新聞 2009年5月14日 夕刊)
***********(引用終了)***********
〇八年の自殺者数は前年に比べ八百四十四人(2・6%)減ったが、十一年連続で三万人を超えている。二十代は三千四百三十八人(3・9%増)、十九歳以下は六百十一人(11・5%増)で、若年層の増加が目立つ。 遺書や関係者の話などから、原因・動機が判明したのは二万三千四百九十人(72・8%)。複数の原因・動機がある場合は三つまで計上している。最も多かったのが「うつ病」で六千四百九十人。次いで「身体の病気」五千百二十八人、「多重債務」一千七百三十三人と続く。「就業失敗」や「失業」「生活苦」が増えており、景気悪化が影響していることをうかがわせる。
2009年5月14日木曜日
青年会総会に出席して
朝 月参り2件
昼 青年会(神戸)別時念仏
夕 青年会(神戸)総会
今日のメインは青年会。5月の例会は総会なので会計報告があり、また今年から会費を値上げするということなども話し合われました。いろいろ気になる点はありましたが、僕は初めての参加ですのでおとなしくしていました。そんな大事になるような話でもないし。
16時から2時間、別時念仏。浄土宗でのお念仏は、尋常行儀(普段しているお念仏)、別時行儀(時期を決めて集中的にお念仏)、臨終行儀(亡くなった時に称えるお念仏)の3つがあり、今日のはその2つ目にあたるものです。普段の生活の中ではなかなか多くの念仏をお称えすることができないので(数多くお称えしなければいけないわけでもないのですが)一時に集中してお念仏しましょうというものです。2時間座りっぱなし、木魚叩きっぱなしはけっこう辛いですが、終わった時の爽快感はなかなかのものがあります。
例会の後は食事をして解散。真っすぐ帰りました。面白い仲間達と和合して修業できるのは格別に嬉しいものですね。
慌ただしくも毎日楽しい!
5/11(月)
朝 月参り3件
昼 家庭教師
夕 本山で勉強、習字
久しぶりの公務員試験対策の家庭教師。1ヵ月ぐらい間が空いていたけど、ちゃんと勉強続けていたのだろうかと思いながら、やや難し目の問題を解いてみる。まずまず。
夕方は今月から新クールがスタートの法式指導。所長がお葬式ができたとのことで、初っぱなから講師陣が勢ぞろい。夜は書道。ひらがなの楷書。「さしすせそ」が終わった。
5/12(火)
1日休み
月参り2件だけの予定だったので住職にお任せして僕はお休み。京都で友達を拾って天橋立までドライブ。いいお天気に恵まれて、日本三景を堪能しました。京都から帰る時、名神の集中工事に遭遇。夜10時ごろだったので渋滞もたいしたことないだろうとたかをくくっていたが、しっかりと10kmの渋滞につかまる。眠いしだるいしでフラフラ。途中のインターでコーヒーをがぶ飲みして頭の中をリセット。結局その日のうちには帰れず。
5/13(水)
朝 月参り4件
昼 ジム
夕 淡路島の温泉
土曜日以来のジムへ。フルコース。
夜は近所の若いお坊さん3人と温泉へ。軽自動車で通勤割引適用の時間帯だったので945円(1人300円ほど!)で淡路島上陸。おいしいものをいただき、温泉に浸かる。この3人、かなりの温泉好きで、月1度の勉強会の帰りもちょくちょくそろってスーパー銭湯へ行きます。帰る途中、ショットバーでノンアルコールのジュースをガブガブ。ご満悦のまま帰宅。就寝。
2009年5月10日日曜日
密度の濃い1日。説法から家庭教師まで盛りだくさん
朝 法事2件
昼 法事、月参り1件
夕 月参り1件、家庭教師
法事3件はかなりぐったりします。2件までは完全なる腹式呼吸の影響で心地よい疲れなのですが、3件目になるとお腹の力が緩んでくるようで、知らず知らず咽に力が入って強引に声を出してしまっています。まだまだ腹筋を鍛え足りないようです。
法事では弟の再就職に際して家族でとりくんだことを引き合いに、家族として関わっていくことの大切さをお話しました。先日書いた私見 をかみくだいたものです。奥で聞いていたお婆ちゃんが喜んで聞いてくれていました。
次の家では、「悩みの種」のお話。仏教の根幹に関わる大事な話です。簡単に書いておくと(また時間がある時に詳細を書きたいと思います)、お釈迦さまがお説きになった宇宙の根本原則として「縁起」がありますが(因果律みたいな概念です)、身の回りで起こっていることは総て原因となる「種」が育ったものに過ぎないので、この「種」をどうにかしてしまいましょうというのが仏教の修業です、というようなお話。「種」の存在にどのように気付き、受け入れ、克服していくか様々な方法があり、その方法それぞれが仏教各派各宗の特徴になっているのではないかという私見を披瀝しました。密教的な、種(煩悩)を焼き尽くすという思想、阿弥陀仏にすがって「苦」の因果から逃れようとする浄土教各宗、深い瞑想から「種」を見つけて「苦」の原因を突き詰める禅宗・・・というような感じです。もちろん私の勝手でおおまかな理解から区分した私見ですので、細かいツッコミは置いておきます。そんなような話をしていたら時間がやってきました。
昼からは、若い夫婦が2組いらっしゃる檀家さんの御宅。子供たちの騒々しさといったらありません。先代の住職(祖父)だったら怒鳴って叱りつけてただろうな、と思いつつできるだけ気にせず読経に励みました。集中できないからあんまり功徳はないと思うのですが、まあそんなこと考えても仕方ないですね。僕が決めることではなく、仏様がお決めになることですから。
夜は家庭教師。化学の続き。中和滴定。最近の高校生は全く教科書を読まない。授業は教師の自作プリントを使うから教科書は使わない、とか言うのですが、非常にもったいない話です。教科書の作りを舐めてはいけません。君が思っている以上に教科書は役に立つんだぞ、と言って、わからないとか言っていた部分を繰り返し読ませました。ほら見なさい。ちゃんとわかったでしょ。すっきりした顔で帰っていきました。ハードな1日はこれでおしまい。
2009年5月9日土曜日
褒められるとやはり元気になるものです
朝 月参り2件、法事1件
昼 月参り2件
夕 月参り1件、ジム
忙しい土曜日。住職は東京に行っちゃったので一人で回るしかありません。場所もあちこちに点在しているので移動距離もバカにならず、件数以上にしんどい1日でした。
法事でのお話は、瞑想・呼吸法について。日ごろ、イライラしたり、誰かに口汚くあたってしまったりというのは誰にでもあることですが、そこを堪えて深い呼吸をしてみましょうという話から始めて、実際に僕が日常やっている呼吸法の具体的な方法や、効能についての個人的な感想を交えて、実演します。さらに、実は今の法要中も呼吸を意識しながらお経読んでたのですよ、気付きましたか?みたいなお話も混ぜます。皆さんけっこう食いつきも良くて、いい法話ができたと思います。
夕方の月参りでは、「お経が上手になられましたね。吸い込まれそうになりました。」と褒めていただきました。かれこれ5年間この御宅に出入りさせていただいており、僕の仏道修行をクロニカルに記憶しておられます方から頂戴したお言葉でしたので、正直に嬉しかったです。良い仲間に知り合えて切磋琢磨できていること、その環境をいただけたことに感謝していること、檀家さんに満足していただくことが何よりも嬉しいことなど、いろんなお話をさせていただきました。坊主冥利に尽きますね。ありがたいことです。
夜は疲れている体にさらに鞭を打つべくジムで筋トレ。今日行っておかないと木曜日まで行けないので(無理したら水曜日も行けるかもしれませんが)間が空いてしまわないように強行しました。1時間筋トレ、20分ランニング。ヘトヘトで就寝。
2009年5月8日金曜日
大掃除の1日
朝 月参り2件
昼・夕 休み(部屋の掃除)
嵐の前の静けさか、今日は朝のお参りのみ。明日からがベラボーに忙しくなります。
雨っぽい天気が続きっぱなしだったので、好機と思い大掃除を断行しました。お坊さんは1に掃除と言われるぐらい掃除が大事な行なのですが、忙しさにかまけてなかなか継続的な掃除ができていません。大いに反省するところであります。それはともかく、今日は時間がたっぷりあるということで、机の上を極力綺麗に整理してみました。
やっぱりキレイな机はいいものですね。汚れてきたらまとめてドカッと掃除!というクセはなかなか治りそうにありませんが(治そうという努力がそもそも足りません・・・)これでまた心機一転がんばれるというものです。
2009年5月7日木曜日
2009年5月6日水曜日
個人の生き方と家族の関わり方 その2
5/6(水曜日)
朝 月参り3件、納骨、百か日・納骨
昼 満中陰・納骨
夕 月参り1件
連休最後の日はハードでした。お葬式が入ったので、住職が行くはずだったお参りを全部引き受けました。誠心誠意で法要を修めますので、さすがに1日中ぶっ通しのスケジュールでは疲れ方が普通ではないです。最後のお参りが終わってから20分昼寝(夕寝?)しました。
前回のつづき。
前回のお話は、原理的、抽象的にまとめると「他人の人生に関わっていく生き方として最適な解はあるや否や」というものでした。住職は、子供であっても家族であっても他人に自分の意見を押し付けてはいけないと言い、僕は、子供や家族にはもっと「おせっかい」を通して(自分が責任を負うことで)人生に関わっていくべきだと言いました。今日はその続き。
お坊さんが例えば檀家さんからアドバイスを求められた時の態度として、こちらがお坊さんだから相談されているのだということが明らかな場合は、それに答えていかねばなりません。世間の目線からは見えない真理を探究するのが宗教家ですから、その人の生き方を変えてしまうような一言を言ってあげる(こっちにそのつもりはなくても結果的にそうなるものです)のも、お坊さんとして求められている場合があるのです。ここでもアドバイスの引き受け責任が生じます。とはいえ、その重さは、自分の子供や家族の比ではありません。この重圧感を考えてしまうと尻込みしてしまうのも確かでして、人生経験が少なすぎる僕にはまだまだ修業が必要です。人生経験豊かな住職には是非もっと他人の人生を変えてしまう責任を引き受けていただきたい、そういう気持ちが高じて議論になったのでした。
ただし、出家の立場として取るべき距離感は常に測っていかないといけないと思います。近すぎず遠すぎず。いつも「この距離」というわけでなく、相手によって変化する距離感、というのが難しいのです。安請け合いは逆に無責任になったりもします。
結局のところ、結論が出るような話ではありません。僕が住職になったときに、今僕が求めたような引き受け責任を取れる自信はまだありませんし、偉そうなことを言う割には実践できていないという情けない自分がまたそこにあるわけです。まだまだ険しい修業は続きます・・・
個人の生き方と家族の関わり方
5/5(火曜日)
朝 月参り2件、満中陰
昼 ジム
夕 家庭教師
またちょっと空いてしまったジム通いを再開。フルコースでへとへと。家庭教師は前回の続きで化学と英語。
夜、住職と「個人の生き方と家族の関わり方」について議論になりました。住職としては、子供にせよ大人にせよ、個人の人生を決定づけるのは自分自身であるべきだという考えです。自分の意見を(嫌がっているのに)押し付けて他人の人生を変えてしまうのはよくない、と。また、困っている人の話を聞いていろいろアドバイスをするときも、良い方向に向かって欲しいとは思っても、その人にとっては他人である自分の意見を押し付けるべきではないという考え方です。
僕の意見も大筋では同じですが、それは赤の他人に対してであり、かつ自分が一般人(在家)であるときに望まれる生き方であって、自分の子供や家族に対してそんな関わり方でいいのか、また出家としてそういう立場で良いのかという点で疑問がありました。
僕自身、結婚もしておらず子育てについて云々するのは非常におこがましいということは重々承知の上で述べますが、子育てはやはり親の責任事項だと思います。子供が自分がやりたいように育てて(放任して)うまくいくのは理想です。でも、子供の低い目線では見えていない物でさえ、見えている(べき)者が大人ですから、子供がやってはいけないことをやりそうな時、またやるべき時にやらないでいる時など、親は大人として積極的に子供の人生に介入すべきだと思うのです。それを放ったらかしにしてしまうのが育児放棄であり、また、何でもかんでも悪いことは全部学校の先生の責任に転嫁してしまうバカ親になるのです。オレは自由に育ててるのに学校の先生が変なことを吹き込むから息子がグレたんだとか、お金を払っているんだから保育園でしっかりしつけてよとか。大人がとる態度ではないことは明らかです(大人が「大人」であるための努力が必要ということでもあります)。
相手が子供でなくても、家族の一員であれば、ある程度の「おせっかい」は必要だと思います。それをして良いのは家族だからでしょう。そうやって「おせっかい」をすると、当然ながら自分の方にも責任が生じます。それを自分が引き受けていけるというのも家族だからなんです(他人への「おせっかい」責任を引き受けるのは勇気がいりますよ)。放任主義が往々にして無責任と同義になるのは、原理的に、責任の引き受け手のことを明示しないからです。放任した結果責任は全部自分が引き受ける、という態度を公言して初めて、放任主義は意味を持つ、と言い換えてもいいでしょう。でも、たいていの人はそんなことしません。いや、できませんよ。無限責任ですから。だから、褒める時も叱る時も、責任を負うことを恐れてはいけないんです。家族なんですから。
・・・ちょっと長くなってしまいました。続きは次回に。
2009年5月4日月曜日
旅行顛末記(超簡略版)
5/3(日曜日)
朝 月参り4件
昼 泉南へ旅行(1泊)
梅田で食事後、JRの関空快速に飛び乗って、りんくうタウンへ。アウトレットモールで3時間。あ〜しんど。
僕の目当てはジムで着るインナーウェア。アンダーアーマーが出店していたので、ラッキー!と思い、数点を確保。いやぁ安いですね ^^ しんどいのも元はとれました。さらにはアディダスで欲しかったインナーをゲット!これは先日、近所のスポーツデポで6千円ほどしていたもの。それが3千円ほどで買えるなんて・・・まあ、アウトレットですから、どこかに問題があるんでしょうけど、パッと見た段階では全く問題なし。使っていたら解るのかもしれませんが、まあ今の段階では良し!でしょう。
駅前のワシントンホテルに宿泊。前日予約だというのによく空いていたものです。
5/4(月曜日)
朝 朝食後、犬鳴山温泉へ
昼 不動尊を拝み終わってから下山、遅い昼食後、梅田の餃子スタジアム
終日旅行。犬鳴山は母の実家(泉佐野市)の近くで、小さい時によく連れていってもらっていたお山。不動尊をお祀りしていたのは今回行って初めて知りました(しかもかなり歴史の古い由緒正しいお山でした)。一通り山の中を歩き回って、不動口館で温泉に浸かったらもう2時。あちこちお参りしていたら時間が経つのを忘れますが、ふと気がつくと浦島太郎になっています。お山ってそういう魅力があるんですね。
大阪でいろんな種類の餃子をほおばって家路に。今回も楽しい旅でした!
2009年5月2日土曜日
『一個人』6月号で仏像特集!買いました!
朝 月参り3件
昼 休み
夕 家庭教師
法事は1件ありましたが住職が対応しました。 連休の割には忙しくない1日。朝のお参りは近所ばっかりだったので早めに上がり、天気も良かったので早歩きで散歩してきました(まとまった時間がとれればジムで走りたいところでしたが)。iPod nano(2世代前の細長いヤツ)に詰め込んだPodcastを聞きながらでしたので、途中ニヤニヤしたり笑ったり、道行く人たちからはおそらくヤバい若者に見えたことと思います。でもまあ、天気が良いのはそんな小さなことはどうでもよくなるのです。
さて、明日も午前中に数件仕事が入っているだけなので、急遽、旅行に行くことに決めました。行き先は大阪の泉南、犬鳴山。宿はさすがにGWだし、前日ということもあって満員。関空の近所にワシントンホテルを見つけたので、そこに行くことに。でも、通常料金のコースしか空いてない・・・高いなあ。
夕方、家庭教師。今日の化学は散と塩基。まだ高校2年生の簡単な分野だから、前準備なしでも十分対応できます。これが受験対策とかになってくるとこうは行きません。かなり準備がいりますね。化学の後は英語。リーダー中心。
終わってからコンビニで雑誌を買いました。『一個人』の6月号(リンク先はまだ5月号)で、特集タイトルは「仏像入門」。ちょっと前には『BRUTUS』でもやってたよな・・・と思いつつ、保存版として購入。これであちこちのお寺に行った気になれます・・・
2009年5月1日金曜日
『無功徳』(玄侑宗久、海竜社/2008)
朝 休み
昼 写経会
夕 休み
毎月1日は写経会を本堂でやっています。1時間で般若心経を書いていただき、仏前に納経して、お話をします。いつもは住職がさせてもらいますが、旅行中のため僕がピンチヒッターでさせてもらいました。
話のお題は、玄侑宗久さんのご著書『無功徳』(海竜社/2008)から、丸暗記の効能について。仏道の修業において目指すところは「私」からの解放である、とするならば、お経を丸暗記して何度も繰り返し唱えることはかなり優れた修業である、という話。暗記したお経を読むのに、考え事をしながらというのはかなり難しいです(できないわけではないが確実性に欠けます)。ということは、しっかり思い出しながらお経を唱えることで余計な考え事(「私」の作用)をすることがなくなるというわけであり、難しい瞑想を続けるのと同じような効果が見込めるということです。なるほど。
こういう話は檀家さんにも説明しやすくてよいですね。もちろん、お坊さん向けになると宗派によっては読経の作法が異なりますので、伝え方を変えないといけません。漢字を読むのではお釈迦さまの本当の言葉が通じないからインドの言葉のまま読めとか、間違えてはいけないから経本を奉持(ぶじ)してしっかり読めとか、意味がわからないとありがたくないから日本語書き下しで読めとか、まあいろいろ伝統教団は言うわけです。でも、「私」を離すのが目的であるという原点に戻るのなら、どれもバッテンなのですね。言語の種類は関係ないし、目で読んじゃうといろいろ考え事もできますし、書き下しだと意味を考えてしまいます。これでは「私」から離れられません。却ってお経の意味なんてわからなくても平気っていうおばあちゃんの方が和尚さんよりも悟りに近いとすら言えるわけです。何事もきっちり決められた通りやる方が優れているというわけではないんですね。諸行無常なんですから、枝葉末節の部分は刻々と変わって当然です。仏道修行って時々こういうようなイタズラが顔を出すようで、本当に難しいなあ。
本書はこの他にも紹介したいことが山ほどあります。また時間があればアップしてみます。
2009年4月30日木曜日
2009年4月29日水曜日
アーユル・チェアー
朝 中陰朝参り、月参り2件
昼〜 デート@神戸
昭和の日。だからかどうかはわからないけど、法事は入っておらず、定型の月参りで本日のお仕事は終了。神戸でデート。
東急ハンズでアーユル・チェアーを見つけました。実際に座ってみると、これがなかなかイケてる!これ、『Mac People 5月号』のコラムで紹介されていた姿勢矯正チェアーで、骨盤でしっかり座ることに着眼して作られているのですが、自然と姿勢が整えられるということの恩恵は、実際に腰やら背中やら首やらを傷めてしまった経験がある人(僕もその一人)には何者にも変え難いのであります。
配達日は連休明けですので、まだしばらくは待たないといけません。届いたらまたレビューしてみます。
※画像を貼ろうと思いましたが、ectoでの添付作法がわからずに頓挫・・・
2009年4月28日火曜日
上司の方針が理解できないとき
朝 休み
昼 月参り2件
夕 事務処理
穏やかな1日。昼は宝塚の檀家さんへ。消防士の方のお話を聞く。
彼は4月から新しい部署に異動(昇進!)になったが、上司の訓練方針が理解できずに困っているとのこと。今までよりもキツイ訓練を課されたり、上司の失敗の責任を取らされたり、毎日辞めたい心境になっているそうだ。彼のこれまでの家庭環境を考えると原因らしきものが特定できそうなのだけれども、それがそうだと断定できるほどの自信は僕にはなく、結局適切な言葉をかけてあげることはできなかったのでした。う〜ん、難しいものです。
こういう場合の実践行としては、やはり先祖供養しかないと思います(そもそも釈尊の教えには先祖供養という行はありませんが、日本人のメンタリティを支える行為として広く認知されています)。もちろん、自分の直面している苦難を和らげるために先祖を供養するというのは本来的なものではありませんが、まずは滞っていた供養の気持ちを真摯に正していくべきなのでしょう。さりげなくそんな話をするために彼の家に遊びに行こうと思います(檀家さんですが大事な友人でもあります)。
2009年4月27日月曜日
[DVD] チーム・バチスタの栄光
朝 月参り4件
昼 家庭教師の予定が先方の都合によりパス
夕 習字の稽古@京都
法務(仕事)は朝だけ。昼からは家庭教師が延期になりました。昨日の彼とは違う、公務員試験の受験を考えている男の子の「数的処理」を担当。今日になってのドタキャンなので、時間がポッカリ空いてしまい、近所のTSUTAYAでDVD『チーム・バチスタの栄光』を借りてきました。
今更かよ!というツッコミはさておき、原作を読んでから映画が気になっていたのです。原作はミステリーという分類ですが、人の死因をきっちり調べないまま火葬してお葬式をしてしまうことへの警鐘をミステリー小説という表現で世に問うたものです。死にまつわる話は、やはり宗教者としてもしっかり考えないといけないテーマであります。さて、映画ではそのあたり(原作者が伝えたかったこと)がよくわかるような構成になっているのかどうか、今夜じっくり見たいと思います。
2009年4月26日日曜日
ハードな1日
朝 月参り6件、満中陰
昼 法事、満中陰
夕 月参り1件、位牌開眼、家庭教師
久しぶりに過労な1日でした。さすがに満中陰が2件というのはしんどい。位牌開眼も場合によっては仏壇開眼もセットになっているので。ま、お作法はもう頭で考えるよりも先に手が動くっていうぐらい慣れてますが、ゆったりと厳かな作法が求められるので、けっこう気を遣うわけです。その前に月参りも多い日だったこともあり、今日はかなり疲れました。
夕方の家庭教師は、総代さんの孫(高校生)の勉強を不定期に見てあげているものです。今日は化学。懐かしの「ヘスの法則」。こんなの慣れてしまえば点取り問題(逆に言うと落としてはいけない問題)なので、問題の解き方を丁寧に教えてあげる。頭のいい子なので、2問ほど一緒に解いたら、他の問題は簡単に解けました。嬉しそうに帰っていく生徒の後ろ姿を見ると、教師冥利に尽きますね ^^
2009年4月25日土曜日
2009年4月24日金曜日
お寺の会計の話
朝 月参り2件
昼から休み
毎月24日は平日ならあまり忙しくなくて良い。たまにはこういう日がないと、お坊さんもストレスがたまってしまって精神衛生上よくないです。といっても、まとまった時間がとれる機会だからこそ、今のうちにやっておかないといけないこともあります。
その一つが会計処理。お寺の収入と支出をきっちり帳簿につけておく作業です。母がやってた頃は手書きノートに書き込んでは電卓を叩いて・・・の繰り返しで、ずいぶん大変だったとのこと。僕が担当するようになってからはIT化して、パソコンで管理することにしました。こういう管理業務はできるだけ無駄を省いた方がいいですね。仕事や生活の上では必ずしも無駄がダメであるとは限りませんが、原理原則を理解した大人が無駄な管理作業をし続けるのは時間の浪費です。
さてその会計。そもそもお寺は非営利法人である宗教法人格を有していますので、納税処理のための会計ではありません。ではなぜ必要なのかというと、お寺と家計の会計を明確に分離するために必要だからなのです。けっこう皆さん勘違いされるのですが、お坊さんだって税金を払っています。住職を世帯主とする家計の所得税、住民税です。寺の収入、つまり檀家さんからいただくお布施には税金がかかりませんが、お坊さんはお寺からいただく給料について税金を払うのです。「坊主は税金払っていない(のでけしからん)」というのはウソなんですよ。
ただし、支出については厳格に処理しなければなりません。具体的に書くと、例えば日々の家族の食事代などをお寺の会計から支出するわけにはいきません。お寺の業務や維持には関係がない項目だからです。でも、本堂を掃除するための機械だとかストーブだとかは、寺を維持するために必要な道具ですから、これらはお寺の会計から処理することになります。こうやってきっちりと分けておかないと、5年に1度ぐらいある税務調査で指摘されて追徴課税を受けてしまうわけです。
お寺はこうやって管理されていくのです。