2009年7月21日火曜日

お盆とは何だ? その2

 前エントリでお盆のお話を書きました。今日はその続き。


 本来(?)のお盆は「お坊さんを供養して」修業の功徳を先祖に回向するというものだということは前回書きました。とはいえ、最近は梅雨時だからといってお堂にこもって修業三昧のお坊さんというのは極めて少ないと思いますので、梅雨明けにその功徳をもらおうと思っても、そんなに素晴らしい功徳を積んだお坊さんが見当たらないのが普通です。じゃあ、どうするのよ?ということで考え出されたのが「棚経」(たなぎょう)です。


 この「棚経」はお盆の中身とは無関係です。お坊さんを供養するわけじゃないですから。実は「施餓鬼」のミニバージョンなのであります。「施餓鬼」は字のごとく、餓鬼に施しをすることで「檀家さん自身が」功徳を積んでもらい、それを先祖供養のために回向する法要です。「施餓鬼会」という法要はだいたいお寺の本堂で適切な装飾を施した環境で執り行われるのですが、それを各家の仏壇(仏棚)でやるのが「棚経」というわけです(仏壇はお寺のお堂のミニチュアです)。


 ややこしい話になってしまうには理由があります。「盂蘭盆」(お盆)は旧暦7/15に実施することになっていますが、物語の中に餓鬼が出てきます(目蓮尊者のお母さんが餓鬼道に落ちてしまったのでした)。この餓鬼が「施餓鬼」の餓鬼と混同されたわけですね。「施餓鬼」は別にいつやってもかまわないのですが。これが混同されたまま「お盆の時期に施餓鬼(棚経)をする」ということで現代に落ちついたようです。


 いつになく語ってしまいました。また仏教的な行事が近づいてきましたらいろいろと説明をさせていただきたいと思います。


7/17(金)


朝:月参り5件 − 昼:月参り − 夕:お盆参りの準備


 引き続きお盆の予定組み。頭を精いっぱい使う作業なので、2時間集中するだけでもしんどいです。ま、Podcast聴きながら楽しくやっているわけですけれども。


7/18(土)


朝:月参り2件 − 昼:お盆参りの準備 − 夕:神戸浄青


 予定表(素案)完成!これから怒濤の電話攻勢が始まります・・・。夕方は神戸浄青へ参加。勉強会の中身は法然上人の四十八巻伝(勅伝)の輪読ですが、ちょうど後白河法皇がお隠れになる直前の名場面でした。



7/19(日)


朝:月参り2件、法事 − 昼:ジム − 夕:部屋の片づけ


 久々のジム。なんとか今週も週2回のジム時間を確保できました。お盆に入ると行けなくなりますので今のうちにしっかり行っておきたいですね。


 お婆ちゃんが入院中なのですが、病状が思わしくないようです。



7/20(月)


朝:月参り4件 − 昼:庭掃除 − 夕:テレビ見たり瞑想したり


 2時間ぐらいかけて庭のお掃除を敢行しました。晴れてもいず、雨でもなく、ちょうどよい気候。



7/21(火)終日お休み


 3ヵ月に1度ぐらい訪れる、まる一日のお休み。お盆の準備もできたのでやることもなく、今月3度目の断食を敢行しました。頭は全く冴えませんでしたが、のんびりできたのでまあ良しとしましょう。



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