2009年7月17日金曜日

お盆とは何だ?

 お盆が近づいてきました。本山で習ったとおりのことを言えば、「お盆」とは盂蘭盆(うらぼん)のことで、もともとは「逆さまにつるされたような苦しみ」という意味の言葉です。目蓮尊者(お釈迦様の十大弟子のお一人)のお母様が餓鬼道に落ちてしまって、そういう苦しみを抱えていらっしゃるのを救うために、「お坊さんを供養して(接待する?)」修業の功徳を回向していただくというのが本来です。インドでは雨期には托鉢に出れませんから、お坊さんたちは僧堂で修業に励んでいるわけで、梅雨があけた7/15にお坊さんに頼みごとをしたら何でも叶うぐらいの功徳がそなわっている、と考えたわけですね。その7/15は旧暦でカウントしますので、新暦ではだいたい8月になり、関西では8月にお盆参りをすることになります(関東は7月なんですよね。そのままの暦を採用したからなのかなあ)。


 ただし!お気付きの通り、本来(?)のお盆は「お坊さんを供養して」修業の功徳を先祖に回向するというものなのです。今みたいにお坊さんがあちこちの家の仏壇に出向いていってお経を読むというのは、厳密に言うと「お盆」ではないんですね。じゃあ何なのよ?ってことになりますが、続きはまた次回ということで。




7/13(月)


朝:月参り4件 − 昼:中陰・仏壇開眼 − 夕:本山でお稽古・習字


 慌ただしい1日。電車に乗っている時だけがゆっくりできるってぐらい忙しい1日でした。習字はいよいよ行書へ。上達しているのが一目瞭然なので俄然やる気が湧いてきます。



7/14(火)


朝:月参り2件、満中陰 − 昼:ジム − 夕:お盆参りの準備



 お盆の準備に時間がかかるので、行ける時に行っておこうという判断からジムに行ってきました。


7/15(水)


朝:月参り3件 − 昼:車で移動 − 夕:祇園祭宵宵山


 生まれて初めて祇園祭をこの目で見ました。人酔いしちゃうぐらいのすんごい人だかり。適当にブラブラ歩いてお店でお茶して、出店でたこ焼きを突っついて帰ってきました。面白かったんだけど、やっぱりあの人だかりは苦手だなあ。



7/16(木)


朝:月参り3件、法事 − 昼:月参り − 夕:お盆参りの準備


 お盆参りの予定表作成に着手しました。毎年やっていることとはいえ、例年だんだん大変になってきます。今日は住職が整備した生データから檀家カードを作り(地域ごとに色を変えています。これらを日付ごとに並び替えるわけです)希望日時を付箋に書いて貼り付けていきました。明日からはいよいよカードの並び替え作業です。



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