2009年10月28日水曜日

若手の育成を阻むタイガースには失望しました

 ちょっとくだけた話題を1つ。
 大リーグから帰ってきた城島が阪神に入団するらしいのですが、これをきっかけにして僕は阪神ファンを一時辞めようと思います。世間でもよく言われていることですが、タイガースが若い人を育てるのを安易に放棄したからです。せっかく狩野が育ってきたというのに。
 
 これまでにも何度か同じようなことがありました。即戦力を期待するあまり、ヨソの球団で成熟した選手をFAで獲得しては失敗してきました。アニキ金本は成功した一例ではありますが、逆に切り時を間違っています。経済界で言われるところの「老害」になっていて、本人がどう思っているかどうかはともかく、辞め時が決められなくなってしまっているわけです。6番ぐらいに下げて自由に打たせてやるんならともかく、記録更新のために4番で使い続けなければならないという呪縛は確実にタイガースのポテンシャルを蝕み続けています。

 ベテラン移籍選手たちが老害化しているその裏で、経験をどんどん積んでいかないといけない若手選手達がくすぶり続けています。潜在能力の大きい若手選手がタイガースから移籍して行った途端にその能力を開花させるなんてこともよく見られた光景です。いつまでこれをタイガースは続けるつもりなんでしょうね。巨人の二番煎じばっかりやってたら、いつの間にか本家からは有望な若手がわんさかと登場していました。今年の巨人には負けるべくして負けてました。
 
 もはや阪神タイガースにはアンチ巨人の筆頭として旗を振る力も資格もありません。東京のやり方を大阪で真似したところでカッコ悪いやん!ってことにすら気付かなくなってしまっているのなら本当にもう重症です。ひもじくても選手育成に力を込めるパ・リーグ球団や広島カープを応援した方がずっと面白いだろうなあ。
 
 
↓ 出来事
 
10/18(日)
朝:月参り2件 − 昼:法事、月参り2件 − 夕:結婚式準備
 日曜日は車がいっぱい。いつも使うインターの出口で事故があって渋滞していました。う〜ん、急ぐんだけどなあ・・・と言っても仕方がない。安全第一なので、お参り先には丁寧におわびをお伝えしました(携帯電話って便利だなあ)。

10/19(月)
朝:部屋の整理 − 昼:電話工事打ち合わせ − 夕:本山でお稽古、習字
 部屋の整理がなかなか進みません。とりあえず大量の本をどうにかしようと、「一度だけ読んで後は適当な時に参照さえできればよい本」について、ドキュメントスキャナでPDF化を進めています。けっこう手間ですが、優秀な機械のおかげで随分とはかどります。
 電話工事の打ち合わせは、昔契約していたIP電話をほとんど使わなくなったので解約するのに合わせて、インフラ回りを高速化しようと目論んだもの。かなり配線がすっきりするんじゃないかな。

10/20(火)
朝・昼:新居の掃除 − 夕:部屋の整理
 弟達が残していった本とか服とかを整理するために新居(西宮)へ。久々の肉体労働でクタクタ。筋トレに行けてないけど、まあそれぐらいの運動はしたかな。
 
10/21(水)
朝:結婚式の準備 − 昼:月参り − 夕:友人と会食
 いよいよ披露宴の席順を決める段階。ま、お寺で言うところの偉いさんは総代さんお二人ぐらいなので(法類のお寺とは交流がほとんどないので呼ばないし)それほど揉めることなく決定!九州の友人たちにどこに入ってもらうかが大問題だったりしますが・・・
 夜は仏大通信時代の友人と会食(彼女同伴)。よく行っていた梅田の串カツ屋さんでタラフクいただきました。

10/22(木)
朝:月参り2件、葬儀 − 昼・夕:部屋の整理
 住職が宝塚の研修に参加するので葬儀を代行。儀式の前に喪主さんと話し込んでしまったので、あやうく遅れそうになりました(着替えが大変なもので)。
 
10/23(金)
朝:月参り2件 − 昼:ジム(加圧) − 夕:部屋の片づけ
 2週間ぶりのジムで加圧トレーニング。やっぱり間が空くとダメですね。加圧しながらランジ(足を前後に開いて真っすぐ腰を上下に動かすスクワットみたいな動き)したら足がフラフラになりました。最後は初めてギブアップを宣言・・・。あれ以上続けていたら吐いてたね。

10/24(土)
朝:月参り2件 − 昼:法事2件 − 夕:コサンガ
 弟弟子の3回忌。京都から木津さんが随喜され、2人のコラボレーションも披露しました。2年って早いものですね。
 コサンガではいろいろ勉強になる話を聞きました。朝の勤行での読経部分がマンネリ化してきたので何か無いかと考えてましたら、ある和尚さんから大きなヒントをいただきました。早速明日からやってみよう!
 
10/25(日)
朝:月参り2件 − 昼・夕:家の片づけ
 一日中、家の片づけ。全然終わらない。

10/26(月)
朝:月参り2件 − 昼:結婚式打ち合わせ − 夕:本山でお稽古、習字
 結婚式打ち合わせは最終段階。かなり長引いたのでお稽古にやや遅れました。習字は行書で「自然科学」合格。次は「詩情」に取り組み中。
 宝塚から車で行ったのでお酒はパス。

10/27(火)
朝:月参り4件 − 昼・夕:部屋片づけ
 朝に仕事した後はずっと部屋の片づけ。ようやく目処がたってきた。

2009年10月18日日曜日

家族をもつということは化他行なんだという考え方

 お坊さんが結婚していいのかどうかについて。
 
 僧侶が堂々と妻帯しているのは日本だけでしょうけど、僕自身はこのことを「仏教の堕落なのでけしからん」とは思っていません。自行化他(じぎょうけた)の大乗仏教の菩薩行に照らして考えれば、家族をもつということこそ最も化他行を実践しやすく、またそれでいて周囲からの評価が見えやすい、などの点でかえって有効な修業になるのではないかと考えるからです。わかりやすく言い換えると、家族をもって彼・彼女らを幸せにすることも立派な化他であり、それが成功(成幸?)しているかどうかはお坊さんの周囲の方々が判断するわけで、独りよがりの仏道修行に比べたらかなりレベルの高い修業なのではないかということです。失敗したら、まあそのお坊さんの化他の力は大したことないな、っていうことです。ハードでしょ。ハードル上がっちゃうでしょ。ま、そういうふうに考えると、独身でいることが仏道の必要条件だとは思えなくなってきてしまいます。
  
 たしかに「欲」という表層的な面だけで考えれば、家族を所有することは欲の惹起につながってしまうので、伝統仏教的にはアウトでしょう。単純に「性欲」が「欲」そのものじゃないかという考えもできますし。しかし、家族がいると仏道の邪魔になる、だから結婚してはいけません、という考え方は小乗仏教的すぎやしませんか?ということです。いや、まあ小乗を批判するわけじゃなく、家族をもつことから得られるものについてもう一回じっくり考えてみませんか?という提案なんです。
 
 以上、ちょくちょく思索していたことの一端を披露させていただきました。まだまだ書きたいことはありますが、また追々書いていきます。


↓ 出来事

10/9(金)
朝:部屋の整理 − 昼:ジム(加圧) − 夕:月参り2件
 新居に一人。寝不足がたたって寝坊しちゃいました。
 昼からは運動不足解消のためにジムへ。結婚が決まってから忙しくなってなかなか運動できていません・・・
 
10/10(土)
朝:月参り3件、墓開眼 − 昼:法事、納骨、月参り − 夕:通夜
 住職不在の1日目。まあいろいろな法要が重なった1日でした。連休で道路は混んでいるし、暑いし、何かとエネルギーを奪われて、クッタクタ。通夜の後はザブンとお風呂に入ってそのまま就寝。

10/11(日)
朝:月参り2件、法事 − 昼:葬儀、月参り、中陰 − 夕:早めに就寝
 法事の説法は「呼吸」。昨日読み始めた五木寛之氏と玄侑宗久和尚の対談『息の発見』(後日しっかりレビューします)の受売りを披露。ちょうど高校受験を控えた息子さんがいたので、姿勢を正すこと、深い呼吸を意識的にすることなどを話しておきました。
 午後からは近所の檀家さんの葬儀。気候が暑いのと会場の熱気が予想されたので夏服で厳修。それでも汗だくでした。葬儀は随分と慣れてきたので時間配分なども余裕を持ってお勤めすることができるようになりました。あとは中陰の説法かな・・・。浄土宗で中陰を説明するのはかなり大変なんですよ・・・

10/12(月・祝)
朝:月参り3件、納骨 − 昼:月参り2件 − 夕:結婚式準備
 ナビ不調。住所入れたら全く違う所に出てしまいました。墓地現地集合でしたが、約束していた時間に間に合わず携帯番号も聞いておらず、15分遅刻。すみませんでした。

10/13(火)
朝:月参り3件、仏壇開眼 − 昼:中陰 − 夕:結婚式準備
 住職不在の最終日。やっぱり一人で全部やるのはしんどいね。いずれこの体制になるんだろうけど、善後策は考えておかないといけないかなと思いました。
 久しぶりに行った檀家さんに結婚することをお伝えしたら満面の笑みで喜んでもらえました。ありがたいことです・・・
 
10/14(水)
朝:月参り、得度式 − 昼・夕:デート
 O氏得度式。良い天気。来年仏大の通信学部に入られるそうなので、随分年上の後輩になります。スクーリングが厳し目なので、今から法式の練習をやっていきましょうということになりました。
 昼からデート。結婚式で使う2人で写っている写真が足りないので神戸で撮ってきました。
 
10/15(木)
朝:月参り2件 − 昼・夕:五重研修会
 昼3時から4時間の研修。頭はフル回転で終わったら随分なお疲れ感。ふーっ。
 
10/16(金)
朝・昼・夕:結婚式打ち合わせ
 8時間(間の1時間は昼食)みっちりと打ち合わせ。特に時間がかかったのが、花と前撮りの衣装で、ぐったり。なるほど、結婚式までに疲れがやってくるということを実感しました。ま、でも知らないことだらけだから勉強にはなりますね。
 
10/17(土)
朝:月参り3件、法事 − 昼:法事、位牌撥遣 − 夕:会食
 大忙し。法事ではやっぱり呼吸法の話。こういう実用的な説法はかなりウケがいいですね。仕事が終わってすぐに京都へ。彼女の前の職場の皆様方と会食でした。久しぶりのアウェイ感でしたが終始にこやかにお話できました。
 
10/18(日)
朝:月参り2件 − 昼:法事、月参り2件 − 夕:結婚式準備
 日曜日は車がいっぱい。いつも使うインターの出口で事故があって渋滞していました。う〜ん、急ぐんだけどなあ・・・と言っても仕方がない。安全第一なので、お参り先には丁寧におわびをお伝えしました(携帯電話って便利だなあ)。

2009年10月8日木曜日

結婚します!

 例によって更新遅延スマソ。
 関係者各位はご存知のことですが、いよいよワタクシ結婚が決まりました。11月中旬に式を挙げますが、なにぶん時間がない!落ち着いて机に座ってキーボードをカタカタやっている時間がなかなかとれないのです。なので更新滞ってもしばらくは許してくださいね。
 
 結婚決まったよ!の報告のタイミングはけっこう難しい。檀家さんにもいろんな方がいらっしゃるので(離婚した方とか)そのまま伝えていいのかどうか迷うところです。とりあえず総代さんには報告しておき、総代さん経由で皆さんのところに情報が届くという間接的な伝え方を採用しておきました。
 
 お坊さんが結婚していいのかどうか、そういう問題についてはまた日を改めて私見を述べたいと思います。日本の仏教の堕落という見方、日本的仏教の特徴という冷めた見方、明治政府が許可したのだからいいのだという超法規的な見方(この場合の「法」とは法律じゃなくて仏陀の教えのこと)いろいろありますが、基本的な僕の思想は2番目をベースにして展開されます。後日詳しく書きます。


↓ 出来事

※前エントリからの空白期間は省略します(どうせ「お参り」とかしかないし)。

10/4(日)
朝:月参り2件、中陰 − 昼:結納! − 夕:部屋でまったり
 結納当日なのに僕はお参り・・・。仕方ないよね。住職と仲人さんに行ってもらって、後ほど合流。めっちゃいい天気で、しかも満月!うれしいやらありがたいやら。南無阿弥陀仏。
 
10/5(月)
朝:月参り2件 − 昼:神戸で買い物 − 夕:本山でお稽古、習字
 新婚生活へ向けて買い物を少々。パスポート申請していたのをもらいに行ったり。
 本山のお稽古は「施餓鬼」実習。地域ごとで違いが大きいので先生方からもそんなに厳しいご指導はありませんでした。
 習字。行書の4回目ぐらいか。「新聞」合格。次は「六義」。

10/6(火)
朝・昼:新居整理 − 夕:月参り、中陰
 新居の整理は始めたばかり。今まで弟が住んでいた家をそのまま使うので、あちこち補修が必要とわかり、げんなりです。あ〜結婚ってお金かかるもんなんだなあ〜

10/7(水)
朝:月参り3件 − 昼・夕:デート
 デートとはいいながら、実際は新居の間取り決めとか、式の詳細を相談とか。決めるとなると案外すんなり決まるのはお互いが面倒くさがり屋だからってことかな。

10/8(木)
朝:部屋の整理 − 昼:銀行巡り − 夕:新居整理
 ここ2ヵ月でようやくまとまった時間がとれました。ブログ更新やら、twitter開始やら、新しいことも始めました。

2009年9月18日金曜日

向上心で「慢」をやっつける

 向上心あふれる仲間の存在が、至らぬ私の思い上がりを戒める。仲間って本当にありがたいものです。

 お坊さんは一国一城の主で、回りからも「先生、先生」と持ち上げられる存在なので、よほど自分を制することができる人間でない限り思い上がりの人生を歩み始めます。若いとなおさらでしょう。僕は絶対にそうなりたくないので、常日ごろから「立派だなあと尊敬できる方」との交流を心掛けています。今回、本山知恩院で泊まり込みの研修がありまして、向上心でいっぱいの先輩僧の方々にお会いでき、「尊敬できる方」リストが大幅に更新されました。大いに結構なことであります。

 前々回のエントリでは慢心について書きましたが、「他人の実力を正しく評価できない」「自分の実力を見誤ってしまう」ことが他人との余計な比較を生んでしまい、慢心の濫觴となるということでした。自他ともに掛け値なしで評価することはお釈迦さまの説かれた「中道」に通じます。本来の(浄土教の匂いが入っていない、という意味で)仏教とは、中道の実践によって慢などの煩悩を除滅して成仏(解脱)しようというもの。浄土教的な解釈では、中道の実践なんて聖道門の最たるものであって我々凡夫が成就できるなんてありえないという前提がつくわけですが、その前提を神棚に奉って拝み倒して本質に目を向けないようになってしまうと、「そんなことする必要ない。お念仏だけで往生極楽が可能なんだから」となってしまい、修業の本旨から遠ざかってしまいます。今のカギカッコのような思いが生まれているとしたらまさしく「慢」であるということなんですからね。こういう思想に陥りがちな浄土教系宗派の僧侶は十分に思量しないといけないですね。

 難しい話になっちゃいました。「中道」を心掛けた生き方を実践するには、向上心いっぱいの仲間達の存在は欠かせないなあというのが今回の結論ということで。


↓ 出来事

9/4(金)
朝:月参り − 昼:家庭教師 − 夕:中陰
 彼岸月なのでけっこう余裕時間あり。こういう時しかできない寺務仕事をやっておこう。

9/5(土)
朝:月参り3件 − 昼:月参り、中陰 − 夕:会食
 いろんな法事があるとその度にお話も変わってきます。頭の中がこんがらがってきますが、話をすることでしている方も知識の整理ができていいですね。新たな疑問が出てきて勉強するきっかけにもなりますし。
 会食は明石のお坊さんと。前住職への退職金支給についての手続きなどをお尋ねいただきました(FPとして初めてのご依頼です)。

9/6(日)
朝:月参り2件、納骨 − 昼・夕:部屋の片づけ
 あまり忙しくなかった日曜日。掃除とか雑誌処分とか一気に片づけました。

9/7(月)
朝:月参り − 昼:ジム − 夕:本山でお稽古、習字
 加圧トレ。今日はマシンではなくバーベルやダンベルを使ったトレーニング。これがまた無茶苦茶キツイ。そんなにムキムキにしてくれとは頼んでいないのに、トレーナーは体脂肪率16%という数字を高く見ているようで(数字では普通体形なんだけど)しっかり筋肉をつけていきましょうとのこと。走れないぐらいヘトヘト。20分歩いてストレッチしてお風呂にザブンと入り、すぐに京都へ。本山でのお稽古もいよいよ後半戦がスタート。
 習字の後、いつもは帰っちゃっていないはずのK氏(←プロの二胡奏者)と合流して食事。なるほど、帰らない理由がわかりました。そういうことかあ。

9/8(火)
朝:月参り2件 − 昼〜:デート
 こうやって堂々と「デート」なんて書くのは恥ずかしいけど、ま、隠さないといけないことでもないし。良い話があったら必ず報告しますから、待っててくださいね、関係者各位。

9/9(水)〜11(金)
全日:本山の宿泊研修会に参加
 法然上人の800年大遠忌法要の作法を習得するために研修会に参加。中身濃かったなあ。まだまだ修練が足りないなあと反省しきりです。

9/12(土)
朝:月参り、寺務作業 − 昼〜:月参り、彼岸予定組み
 彼岸参りの予定組みに着手しましたが、お盆ほどの量はないので半日で完成。あとはいろいろペンディングしていた寺務作業を一気に片づける1日。

9/13(日)
朝:月参り、法事 − 昼:法事、月参り、墓開眼 − 夕:部屋でゆったり
 多忙な日曜日を象徴するような1日。法事はたくさんの方がお寺に参られました。お経も作法も説法も張りきって奉仕いたしました!

2009年9月13日日曜日

忙しいなあ

忙しい忙しい。なかなかブログ更新できないまま数週間が経ってます。とりあえず書きためた日記だけでもUPしておこう。

↓ 出来事

8/29(土)
朝:月参り、満中陰 − 昼:法事、家庭教師 − 夜:読書
 満中陰では位牌の開眼をするのが一般的ですが、なんと戒名の字が間違って作られていました。ご遺族のお気持ちも考慮して、作り直してもらうことにしました。開眼供養は後日に持ち越しです。
 家庭教師は近所の高校生。夏休みの宿題のうち数学のほとんどが手が付けられていません。24単元もある(といっても薄い)ワークブックをこれから一緒に2日で終わらせないといけません。ま、解答を丸写しして提出してしまうよりは勉強になっていいかなと前向きに考えるようにしました。

8/30(日)
朝:月参り、法事 − 昼:仏壇開眼2件 − 夜:会食
 仏壇の魂入れってとても神秘的です。仏前作法のそれぞれに意味があることですが、とりわけ「魂」が対象となるとこっちも気合いが入ります。
 夜の会食は、父の昔の仕事場の先輩が出家したいということで相談があり、仏教大学の通信学部の受講を勧めるために僕が経験者として説明を兼ねて行われました。家族ぐるみのおつき合いをしているので、僕も勝手知ったるおじさま。なんと僕の弟弟子になるわけか。

8/31(月)
朝:ジム − 昼:家庭教師 − 夜:部屋の整理
 約1年ぶりに加圧トレーニング。去年は体験版だったからか体力的に余裕を残しながらプログラムが終了したのですが、今日のは格別。ヒザはガクガクになるし腕は上がらなくなるし、いわゆる「追い込む」というのはこういうことなんだなあと実感。成長ホルモンがバンバン出ているようで、ものすごく眠気が襲ってきました(これが正常な反応だそうです)。すごいね。

9/1(火)
朝:神社参拝 − 昼:写経会 − 夜:寺務(彼岸準備など)
 何気なしに行きつけの神社を参拝したら、そういえば今日は1日でした。神様が呼んでくださったのかな。
 毎月恒例の写経会。今日は住職が当番でしたが、ややオカルトチックな話をされて困惑。もっと人を導くプロセスを大事にしないと、伝えたいことが十分に伝わらないんじゃないかなと思いハラハラしてました。今度しっかり打ち合わせしておかないと。

9/2(水)
朝:部屋の片づけ − 昼・夜:デート
 お盆中なかなか手が付けられなかった部屋の掃除に着手。特に定期購読している雑誌がわんさと溜まっているので、そのあたりから片づけ始めました。本棚が欲しいなあ。

9/3(木)
朝:月参り2件 − 昼:ジム − 夜:部屋の片づけ
 毎週1回の加圧トレーニングのほかに、あと1回から2回、ジムで自主トレをしようと思っています。これまでの我流のトレーニングを見直して、トレーナーから教えてもらったメニューに変更。筋トレにはダラダラと時間をかけないことにして、体幹を中心にガッチリ鍛えることにしました。その後はトレッドミルで通常通り40分ランニング。サウナも2回入ってフラフラになって帰宅。あ〜しんど。

2009年8月28日金曜日

「慢」から不幸が始まる

 筋肉痛がいよいよ激しくなってきた。たった1ヵ月休んだだけで・・・(以下略)。トホホ。

荒川強啓 デイ・キャッチ!の8/27ニュースランキング1位から。

NIKKEI NET(日経ネット):ひき逃げ巡査部長、直前に店で飲酒 福岡県警
 お坊さんの立場から言わせてもらうまでもなく、ここ最近で一番「大人が情けない」と思えたニュース。

県警によると、古賀容疑者は逮捕直後の調べに容疑を否認したが、その後の調べで「組織や上司に迷惑をかけ、職を失うのが心配で、うそをついた。酒を飲んで運転したが、事故当時の記憶はない」と供述している。


via: NIKKEI NET(日経ネット):ひき逃げ巡査部長、直前に店で飲酒 福岡県警

 事故当時の記憶がないほど泥酔していたのによく運転しようと思ったねえ。まず常習だと見て間違いないでしょうね。今回だけたまたま事故をしてアンラッキーだったのか、これまでバレずに飲酒運転を続けられていてラッキーだったのか、どの道、そろそろ自分の立場を理解して控えておくべきでした。油断して心が緩んだところに魔が差すわけで、「自分だけは大丈夫」感が高まってきたところに急転直下な出来事がやってきます。
 
 不幸を呼ぶキーワードの一つがこの「過信」です。「慢心」も同じですが、自分の身の程というものはなかなか自分ではわからないものです。「勝って兜の緒を締めよ」とは良く言ったもので、調子の良い時ほど、悪い時以上に気を配っていないと魔が差してしまうことになります。今日はこの「慢」について考えてみましょう。
 
 お坊さんの修業の中には、「慢」の克服があります。慢とは六根本煩悩(貪・嗔・癡・見・疑・慢)の一つですが、なかなか断つことの難しい煩悩です。細かく分けると7つの慢があって、それぞれを見ていると、これを全部克服するなんてホントお坊さんの修業って大変だなあと思います(僕なんてまだまだ及びませぬ)。
 『なるほど仏教400語』(宮本啓一著/春秋社)にはこう書いています。
  1. 「慢」自分より劣った人にたいしては勝れていると思い、同等な人には同等であると思うこと。

  2. 「過慢」同等の人にたいして勝れていると思い、勝れた人にたいして同等であると思うこと。

  3. 「慢過慢」勝れたものにたいして、自分のほうが勝れていると思うこと。

  4. 「我慢」みずからの心身を、確固不動の自我であると思いこむこと。

  5. 「増上慢」さとってもいないのに、さとったと思いこむこと。

  6. 「卑慢」ずっと勝れた人にたいして、ほんの少しだけ劣っていると思うこと。

  7. 「邪慢」徳がないのにあると思うこと。

 わかりやすいですね。要するに「他人と自分を比べるな」「自分を過大評価するな」ということです。ニュースの話題に戻りますが、酒を必要以上に飲んでしまうと慢の塊みたいになってしまうことは容易に想像できます。お坊さんに不飲酒(ふおんじゅ)と戒めた理由が分かろうものですね。・・・大乗仏教のお坊さん達はいろいろ理屈をつけて飲んでますけど・・・
 
 お坊さんは悟りを得るために日夜「慢」と闘わねばなりません。すぐに克服できたと思っていてもまた新たに表れたりして、闘いは尽きないわけです。ちょっとずつちょっとずつ克服していき、檀家さんから尊敬されるようなお坊さんになっていかないといけません。まだまだ修業は続きます。
 
 
↓ 出来事

8/26(水)
 西宮は鳴尾浜のプールでデート。京都まで送ってとんぼ返り。結構運転したなあ。

8/27(木)
 宝塚の檀家さん2件にお参り。のんびりした一日ですが、内ももの筋肉痛に悩まされて、仰向けに寝ることができず。こんなに大変な筋肉痛は初めて。

8/28(金)
 2ヵ月入院していたお婆ちゃんが帰宅。てんやわんやの一日。施餓鬼のお供物を送ったりと寺務作業も忙しい一日でした。

2009年8月26日水曜日

お坊さん大忙しの8月!

 お盆で多忙の8月でしたが、最後の行事「地蔵盆」を終えてようやく一息つきました。
 住所等のデータ整備、日程の準備、電話かけ、お手伝いくださるお坊さんへの連絡、棚経、突然の葬儀への対応(リスケジュール)、施餓鬼塔婆準備、施餓鬼、地蔵盆準備・・・。今となってはよくがんばったなあと振り返ることができますが、毎年同じような仕事をしないといけないと考えるとやっぱりしんどいです(電話かけはほとんど母が対応しましたが、他は僕が中心になってやりました)。棚経は僕の担当は今年240件。去年よりも20件ほど増えてます。来年ももっと増えそうやなあ・・・。
 ま、このご時世にお仕事をさせていただけるだけでもありがたいわけで、ここはしっかり阿弥陀さんにもお檀家さんにも感謝しておきたいと思います。
 
 昨日8/25、約1ヶ月ぶりにジムに行ってきたら、今朝になって体のあちこちが痛い。1ヵ月程度サボるだけで(時間と体力がなかっただけなのですが)こんなにも衰えるものなのかとゾッとしました。継続は力なり。忙しくても短時間で効果が狙える加圧トレーニングの本格導入を真剣に検討しようと思いました。
 
 さて、いよいよ選挙なんですね。30日は法事がたくさん入っているので僕はすでに期日前投票を済ませてきました。民主快勝の流れができている中、小泉選挙の二の舞いを恐れる僕はあえて違う人に投票してきました。天の邪鬼なのかな。
 ただ、「僕が投票しなくても体制に影響ないだろう」とか「どうせ投票しても当選しないだろう」とかいう理由で投票しないというのは非常に危険だということを、この本を読んで僕はようやく理解できました。
Amazon.co.jp: 若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!? (ディスカヴァー携書): 森川 友義: 本
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 投票する人が少ない若者世代の訴えを聞くよりも、確実に投票行動を取るお年寄りの声を聞く方が選挙に有利なのは当然ですよね。僕が政治家なら同じように考えるだろうな。若者よ、選挙に行こう!
 選挙に限らず、実際、今の若い人たちって他への依存度が高すぎますね。学校が面白くないからサボってみたり(自分で動いて面白くしろよ!)、やりたいことがないから就職しなかったり(あなた何様?)。身の程をわきまえて若者らしくハジけていないと、ホント誰からも相手されなくなっちゃいますよ。
 


※8月の布教活動日記は「一日中、棚経」とかなので面白くないので省略します。